イエローの「ラ・フェラーリ」がオークションにて登場。予想落札はやはり新車価格の2倍以上に

2020-05-26

世界限定499台+1台のみ製造されたフェラーリ初のハイブリッドモデル「ラ・フェラーリ」が、アメリカ・フロリダ州キシミーにて開催のMecumオークションにて出品されることがわかりました。
この個体は、2015年に生産されたモデルでイエロー系のジアッロ・モデナ(“ジアッロ”はイタリア語で「黄色」、”モデナ”はイタリアの都市)というボディカラー、走行距離は僅か500kmと低走行のコンディション抜群の一台となっています。
パワートレインは、「F12ベルリネッタ」にも採用の排気量6.3L V型12気筒自然吸気エンジン+HY-KERSを介したハイブリッドトレインを搭載し、最高出力963ps、最大トルク900Nm以上を発揮、0-100km/hの加速時間は2.4秒、最高時速350km/h以上となります。


今回オークションに出品される「ラ・フェラーリ」ですが、世界限定500台の内、120台がアメリカに納車されており、そのほとんどがレッド系のロッソ・コルサを納車しているのですが、次いで人気とされるのがイエロー系のジアッロ・モデナとなっています。
足回りについては、ボディカラー同様にイエローのブレーキキャリパカバーを装着し、ホイールはスター形状のブラックペイント仕上げとなっています。

上記の通り、走行距離は僅か500kmと低走行で、ボディへの傷は一切なく、おまけにプロテクションフルラッピング施工済み。定期的なメンテナンスを実施していたとのことで、品質面などの信頼性は相当に高そうですね。

インテリアはボディカラーと同様のイエローとブラックのバイカラーシートを採用。
めずらしくもフルレザーシートを採用しており、それ以外のトリムパーツについては全てカーボンファイバパーツが採用されています。
ステアリングホイール周りにはアルカンターラを採用していますね。

なお、この個体は来年2018年1月5日~14日に開催されるオークションイベントにて出品されることが確定しており、予想落札価格は約4.2億円と新車販売価格(約1.5億円)の2倍以上となっており、そのプレミア価値は未だ健在であることが確認できますね。

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Reference:CARSCOOPS