同じ価格ならどっち買う?中古のフェラーリ「360モデナ」or新車のBMW「M2」

2020-05-26

ドイツの中古車市場にて、V8ミドシップモデルのフェラーリ「360モデナ」が販売中。
コチラの個体、1999年に製造されたもので、中古価格にして約720万円とかなりお買い得。
外観としてはディープブルーのボディカラーに身を纏い、ところどころに小さなキズが見受けられるとのことですが、目立つほどではない模様。
しかも、1オーナーのみが所有しており、主な使用目的としてはサーキット走行がほとんどで、エンジンメンテナンスや足回り、パーツ類は定期的な交換も行っているため、コンディションとしては良好であるとのこと。


この「360モデナ」は、非常に条件の良い個体でありながらもドイツの中古車市場において「最も安いフェラーリ」と言われています。

タイヤについても、既に新品に履き替えているとのことで、ある意味新車に近い状態で走行できるみたいです。

オーナー曰く、元々はサーキットメインで走行していたため、車内にはロールケージが装備され、ところどころにオーナー拘りのカスタムが見受けられます。

上記の通り、中古車価格にして約720万円の「360モデナ」ですが、これに近い(ほぼ同じと仮定)価格にして販売されているのがBMW「M2クーペ」の770万円。
ただ、「M2」の場合はあくまでも新車本体価格に加えて、諸々のオプションを考慮すると約850万円以上(フェラーリはオプション諸々込で約720万円)、更にはリセール面を考えると、圧倒的ブランド価値の高いフェラーリの方がお買い得とも言えますが、用途(過度な走行やサーキット走行等)に応じては「M2」を突き放す程の維持費が発生することは確実。ただ、所有する上での満足感や注目度に関しては「断然フェラーリ!」ではないかと思いますね。

Reference:CARSCOOPS

関連記事①(こんな変わった「360モデナ」も?!):世界初。リムジン仕様のフェラーリ「360モデナ」がeBayにて販売中

インターネット・オークションサイトeBayにて、世界初となるリムジン仕様のフェラーリ「360モデナ」が販売中。
この個体は、アメリカ・ロサンゼルスのオーナーが2003年式のフェラーリ「360モデナ」を、完全真っ二つにぶった切って、2シータタイプから8シータタイプへと拡張した完全オリジナル型となります。そのため、車体フレームや剛性、走行性能、乗り心地、フェラーリ本来の加速性能といった部分においては全く保証されていないため、”フェラーリ”といえども全く別の乗り物。
それでも、この個体を出品するオーナーは「世界で最も希少なリムジン」であるとして、高額取引を希望しています。

実際、この個体を入札したユーザーはトータル15人存在したわけですが、その時の最高入札価格は約1,250万円であるも、出品者の希望額に達しなかった(恐らくリムジン仕様に仕上げた改造費が上乗せされていない)ことから再出品することに。
そもそも、純正の2003年式「360モデナ」だけでも、中古車価格は約1,000万円~1,400万円ほどではありますが、上記の通りフェラーリ本来の乗り味を失った個体に対して約1,000万円以上で入札することが珍しいように感じたりもします。

なお、この個体の走行距離は51,178km走行済みではありますが、エンジンメンテナンス実施済みで良好。
インテリアは、ブラックのフルレザーシートにイエローのカラードステッチというスポーティな組合わせ。リヤルーフには開放感を与えるサンルーフが装備されています。
なお、一番気になるのはこの個体の車検が通るのかどうかというところですが、その点については一切不明となっています。

【WTF I Found a $400,000 FERRARI LIMO】

関連記事②(こんな「360モデナ」も販売してます):フェラーリ「360モデナ」が激安の520万円にて販売中。但し…

ロッソカラーのフェラーリ「360モデナ」が激安の520万円にて販売中。
今現在の中古車市場においても、約1,000万円にて販売されている「360モデナ」ですが、それよりも半額にて購入できるというのは、非常に「買い」とは思いますが、よ~く確認してみると、左フロントと左リヤ部が破損している状態ですが、エンジンは全くの無傷ですね。

なお、中古車販売価格520万円に対して、修理費用は約720万円とのことで、結局のところ総支払価格は1,240万円となりますが、結局のところ無傷の中古車「360モデナ」を購入した方がお得であることは言うまでもなさそうですね。