加速性能は「レゲーラ」と同等。ケーニグセグ「One:1」が0-400-0km/hの世界記録更新に向けて準備中?

2020-05-26

昨年、ケーニグセグのハイパフォーマンスモデル「アゲーラRS」が、ブガッティ「シロン」の0-400-0km/hの最速記録41.96秒を上回る36.44秒にてフィニッシュしましたが、この記録を上回る可能性を持つ個体としてヘネシー「ヴェノムF5」やシェルビー・スーパーカーズの「トゥアタラ」が存在します。
これらの個体は、最高出力1,000psを超える”ハイパーカー”に部類しますが、この2台に対抗すべくケーニグセグ側も初のPHVモデル「レゲーラ」に加えて「One:1」も準備していることが判明。

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ケーニグセグ「One:1」は、同社創業20周年を記念して製造された「アゲーラ」のアルティメットモデルで、生産台数は僅か6台(プロトタイプモデルを含めると7台)、車体重量が1,360kgであるのに対して最高出力も1,360psであることから、パワーウェイトレシオが1:1であるため、それに合わせて「One:1」という名称がつけられたメガ・カー(メガ・カーは、最高出力1,360psが1メガワットに相当することから名づけられました)となります。
走行性能においても、理論上ではありますが最高時速440km/hにまで到達するといわれており、空力特性の面でも2本のシャークフィンとアクティブエロシステム装備することで「アゲーラR/アゲーラRS」といったハイパフォーマンスモデルよりも大幅な改良が行われています。


そんなケーニグセグが誇る「One:1」が0-400-0km/hの世界加減速記録に挑む可能性を秘めているわけですが、同車は0-400km/hの加速時間が僅か20秒であるとして、これは同社PHVモデル「レゲーラ」と全く同じ加速性能を持つと言います(「アゲーラRS」は26.88秒、ブガッティ「シロン」は32.6秒)。
400km/hからの減速性能においては「One:1/レゲーラ」共に不明ではありますが、いずれも最強クラスのカーボンブレーキを保持するため、「アゲーラRS」の記録を大幅に塗り替える可能性は十分にあり、更には上記のヘネシー「ヴェノムF5」やシェルビー・スーパーカーズ「トゥアタラ」に対抗できるだけのスペックを持つこととなります。

恐らく、「One:1」が本格的に記録に対抗するタイミングとしては、「ヴェノムF5」や「トゥアタラ」が記録更新した後と思われますが、それまでには十分なシミュレーション、準備等を行った上、最高のパフォーマンスで記録を大きく塗り替えてくるのではないかと思われますね。

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Reference:CARSCOOPS