これは一体?シェルビー・スーパーカーズが1,000馬力超えのハイパーカー「トゥアタラ」後継を発表か

2020-05-26

アメリカ・ワシントン州の拠点とするスーパーカー製造メーカのシェルビー・スーパーカーズ(SSC north america)が、ハイパースポーツモデル「トゥアタラ(Tuatara)」の後継を連想させるティーザー画像を公開に。
ティーザー画像を確認する限りでは、L字型のデイタイムランニングライトと単眼式のフロントヘッドライトを搭載。更には左右独立式のリヤウィングを搭載することで、強烈なダウンフォースを発生させるものと考えられます。
SSCは、「マスタング」のチューニングモデルをモデファイ・販売するシェルビー・アメリカンとは全く別の自動車メーカで、これら2社の混同を避けるためにシェルビー・スーパーカーズからSSC north americaへと変更したと言われています。


また、SSCが発表したモデル「トゥアタラ」とは、2012年に市販化された「アルティメットエアロ」の後継として開発され、パワートレインとしては排気量6.9L V型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力1,350hp/6,800rpm、最大トルク1,736Nm/6,800rpmを発揮、0-100km/hの加速時間は2.5秒とブガッティ「ヴェイロン・スーパースポーツ」を圧倒するスペックを誇ります。
今回公開されているティーザー画像の新型モデルは、「トゥアタラ」よりも更にパワーアップした一台になるとして、競合モデルとなるブガッティ「シロン」やケーニグセグ「アゲーラRS/レゲーラ」、そしてヘネシー「ヴェノムF5」を圧倒するパフォーマンスを発揮する模様。

フロントのデザインベースは、ランボルギーニ「ガヤルド」のようにも見えますが、ボディ&インテリアのデザインを担当したのはジェイソン・カストリオスタ氏で、過去にデザインを手がけたフェラーリ「599GTBフィオラノ」や3代目のマセラティ「グラントゥーリズモ」等FCAグループが主でした。
小型でありながら曲線的なフォルムが印象的で、フロントインテークは大口化、更にはキャノピー型コクピットを採用し、縦長のフロントヘッドライトと複雑な渦巻き型のリヤテールライトを搭載していますね。

ちなみに、車名にも使われる「トゥアタラ」とは、ニュージーランドに生息するムカシトカゲの呼称で、マオリ語では背中の棘(トゲ)を意味。
車体後部に装着された航空機のウィングレットのようなリヤスポイラにちなんで命名されたとのことですが、それ以外にも、ムカシトカゲは生物の中でも”最も急速に進化する遺伝子”を持っているとして、前モデルとなる「アルティメットエアロ」の発売から僅か3年しか経過していないのは、スペックやエアロダイナミクス、デザイン全ての性能の進化が急速に進んでいることも由来の一つとなっています。

Reference:CARSCOOPS