トップギヤにて、アルピーヌ「A110」が僅か4分で大炎上する事故が発生

2020-05-26

1977年から始まっているイギリスの自動車番組「トップギヤ」。
ジェレミー・クラークソン氏やクリス・ハリス氏、リチャード・ハモンド氏をメインにスーパーカーやクラシックカー等を取り上げる有名な番組となっていますが、今回、クリス・ハリス氏らが乗っていたアルピーヌ「A110」にてモンテカルロ・ラリーでの走行撮影中に、突如として車内から発火し、僅か4分で大炎上→燃え尽きるという大事故が発生しました。
幸い、車内に乗っていたクリス・ハリス氏らはすぐに脱出し大事には至らなかったものの、一体何が原因で炎上してしまったのかは現在調査中であるとのこと。


アルピーヌ「A110」は、元々1961年から1977年にかけて製作されており、今回はその復活(オマージュ)モデルとしてフランス・ディエップ工場にて生産が行われています(親会社はルノー)。
前モデルを受け継いだ2シータスポーツクーペタイプで、全長4,178mm×全幅1,798mm×全高1,252mm、ホイールベース2,419mmとコンパクトで、アルミフレームを採用することで軽量(車体重量は1,103kg)且つ高剛性ボディを両立。

パワートレインとしては、排気量1.8L 直列4気筒ターボエンジンを搭載し、最高出力252hpを発揮。パフォーマンスとしては、0-100の加速時間は約4.5秒と中々に俊敏で、駆動方式は後輪駆動(MR)であることから小回りも効くスポーツモデルとなります。

過去これまで、アルピーヌ「A110」が炎上するといった話は聞いたことがないため、今回撮影中に大炎上するというのは何ともタイミングの悪すぎる話(まだ発売したばかり)ではありますが、操作性や取扱い、環境等に大きな問題があったのか厳密に調査を進めていくとのことです。

Referenceautoevolution

関連記事:アルピーヌがいきなり「A110カップ」のレーシングモデルを公開。軽量スポーツ最速を目指す(2018/8/6投稿)

アルピーヌが、レーシングモデルとなる軽量スポーツ「A110カップ」を突如として発表。
この個体は、Signatechが2018年にヨーロッパのワンメイクシリーズにて参戦するため、設計・製作・販売されることとなります。

今回公開している「A110カップ」のティーザー画像と一部公開されている情報によると、ロールケージや強化版エアロボディキット、FIA認定企画を満たすインテリア軽量化、標準規格に準拠した排気量1.8L 直列4気筒ターボチャージャー、インダクション(誘導)システムが搭載されているとのことで、軽量スポーツ最速を目指しての開発が進められると予想。

「A110カップ」は、先日発表されたばかりの「A110」のレーシングモデルとなりますが、恐らく強豪となるトヨタ「86」「スープラ」やBMW「Z4」、ホンダ「NSX」といった幅広いスポーツモデルに付随してスポーツカーの活性化につなげる重要な一台になると思われ、その注目度も非常に高い模様。

価格は不明ながらも、ライトウェイトモデル「A110」の約700万円よりも高額になるとは思いますが、恐らくレーシングモデルともなると1,000万円以下というリーズナブルな価格を提示してくる可能性もあり、近日のスペック詳細も含め、今後の動向が気になるところですね。