スバルが謎のコンセプトモデル「VIZIV Tourer」をジュネーブにて公開。「レヴォーグ」の後継モデルか?
来月より開催されるスイス・ジュネーブモーターショー2018にて、スバルが新たなコンセプトモデル「VIZIV Tourer(ツアラー)コンセプト」を発表することがわかり、併せてティーザー画像も公開しました。
今回公開されているコンセプトモデル「VIZIV Tourerコンセプト」は、VIZIVシリーズの5代目となるプロジェクトモデルで、「Innovation for Vision(将来のための技術革新)」というフレーズからその名前を派生させたものと言われています。
今回はTourer(ツアラー)という名称がついていることから、ステーションワゴンタイプが登場すると思われ、スバルの既存ラインナップにある「レヴォーグ」の後継モデルとして登場する可能性が高そうです。
なおスバルは現在、クロスオーバーやハイブリッド、パフォーマンス、7シーターといった様々なキーワードをもとに研究がすすめられ(特に後者の7シータはSUVモデルの「アセント(Ascent)」)、特にハイブリッド技術(PHV)はトヨタとの技術提携に基づき、「プリウスα」をベースとしたハイブリッドパワートレインの開発が進められるといわれています。
なお、今回の「VIZIV Tourerコンセプト」は、3月6日の11時15分に世界初公開されることとなります。
Reference:CARSCOOPS
スバルのハイブリッド技術はどうなる?
関連記事①:スバルが2018年後半にPHEVモデルを導入。トヨタ「プリウスPHEV」の技術を流用へ(2018/2/8投稿)
ハイブリッドの技術において遅れを取っているスバルが、今年の後半にアメリカにて、ようやくPHEV(プラグインハイブリッド)モデルを導入する準備を進めていることが判明。
今回、スバル初となるハイブリッドモデルが登場するということで、ある意味失敗の許されない一歩であるため、資本提携を結ぶトヨタのハイブリッド技術を流用する可能性が高いと言われています。スバルの代表取締役専務執行役員である日月丈志 氏によると「今年導入されるプラグインハイブリッドは、可能な限りトヨタの技術を活用していく」と語っているとのことですが、そうなってくるとスバルの得意とする縦置きの水平対向エンジンから、トヨタの横置きエンジンへと変更される可能性があり、これに加えて8.8kWhのリチウムイオンバッテリパックと電子制御の連続可変トランスミッションを搭載するともなれば、エンジン技術においてはトヨタの技術を本当にそのまま流用するだけとなってしまうことも十分に考えられます。
もし、水平対向エンジンに加えて電気モータを搭載するPHEVが誕生するのであれば、燃費数値の予測は難しいものの、「プリウスPHEV」同様に電気モータだけで約40kmの走行は可能になると思われます。
なお、どのモデルがPHEVモデルとして登場するかは不明ですが、一番最初に販売されるところは、アメリカ・カリフォルニア州であることが判明しており、それに次いでコネチカット州やメイン州、マサチューセッツ州、ニューヨーク州、オレゴン州に続くと言われています。
ただ、今回のプロジェクトにおいては、必要規模がかなり限られているため、開発環境は十分でないことが予想されているため、やはり上記にある通り、ハイブリッド(もしかするとエンジンも?)技術のほとんどはトヨタからのほぼ流用という考えであれば、若干面白みと期待に欠ける製品になるのではないかと考えてしまいます。