トヨタが日本に「スモール・ニュルブルクリンクサーキット」を建設。2019年初めに完成予定

2020-05-26

トヨタは、愛知県の広大(約2.5平方キロメートル=東京ドーム139個分)な土地に研究開発施設を含めた11種類のテストトラックを建設予定としていますが、その内の一つにドイツ・ニュルブルクリンクサーキットをイメージした、特別なコース(スモール・ニュルブルクリンクサーキット)が含まれていることが判明しており、2019年4月には建設が完了予定となっています。


このスモール・ニュルブルクリンクサーキットを建設する目的としては、高性能スポーツモデルを過酷な環境下にて操縦する際の安定性やブレーキ性能などをテストすることが主となっていますが、ドイツ・ニュルブルクリンクへの移動時間や開発コストの削減も含まれているでしょうね。

自動車ニュースサイトMotor1.comの情報によると、このニュルブルクリンクサーキットを模したコースは約5.3km/1周と、本家ドイツのコースよりも約1/4の距離となっていて、更には標高差も本家は1,000フィート(304m)に対し、今回のスモール・ニュルは約250フィート(約76.2m)と小さ目。
ただ、ニュルブルクリンクでの最もキツイとされるコースをピックアップしての建設となるため、かなり難易度の高いコース(ノルトシュライフェの一部)になることは間違いなく、テスト車両を幅広くテストするには持って来いのコースになることは間違いなさそう。
なお、全11種類のサーキットコースが建設完了するのは2023年と大分先となりますが、そもそも2019年までに最重要となるスモール・ニュルが完成するかも危うい状況なのだとか。
今後のトヨタのハイパフォーマンスモデルを含むテスト車両は、日本国内にテストされますが、もしかすると貴重なスポーツモデル等のテスト走行を間近で見ることが出来るかもしれませんね。

Reference:CARSCOOPS