メルセデスベンツAMG「プロジェクト・ワン」はニュルのラップレコードを大幅に更新可能。しかし問題なのは…?

2020-05-26

メルセデスベンツAMGが生み出した1,000馬力超えとなる最強のハイパーカー「プロジェクト・ワン」。
世界限定275台のみ販売されたこの個体は、信用できる顧客1,100名の中から選出され、すでに完売済みとなっている人気モデルとなっています。
メルセデスベンツAMGのボスであるトビアス・マイヤーズ氏によると「プロジェクト・ワンは、ニュルブルクリンクのラップレコードを打ち負かす可能性がある」と大胆に主張。


ニュルブルクリンクでのラップレコードで、最も速い記録を所持するのは、ステファン・ベローフ氏が1983年にポルシェ「956」で記録した6分11.1秒、そして市販モデルで最速記録を樹立したのが、こちらもポルシェ「911GT2RS」の6分47秒。

スペックとしては、ポルシェ「911GT2RS」は最高出力700psを発揮しますが、「プロジェクト・ワン」はF1技術を活かした低排気量&電気モータのハイブリッドエンジンにより1,000psを発揮し、加速性能も抜群。そして約675kgのダウンフォースを発生し、「911GT2RS」よりも大幅なダウンフォースを発生することが可能となっています。
こういったことから、「911GT2RS」のラップレコードを大幅に塗り替えられることが期待できますが、一番の問題は「プロジェクト・ワン」の性能を引き出す”ドライバ”を見つけること。

「プロジェクト・ワン」は、Xtracによって開発されたF1技術由来のエンジン、8速トランスミッションを備えていますが、操作性は非常に難しく、おそらくAMGからの厳しい訓練を受けない限りは相当に”扱いにくい”車体であることは間違いなさそうですが、この操作をマスターしたあとのラップタイムは相当に期待できそうですね。

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Reference:CARSCOOPS