ホンダ「S660」とスマート「フォーフォー」にリコール。センサやECU関連に不具合有り
かなり珍しい「S660(MT)」のリコール
自動車ニュースサイト・Responseより、ホンダ「S660(MT)」にリコール。
リコールの内容としては、MT仕様のピックアップセンサに不具合があるとして、同センサにおいて、スペーサの厚さ設定が不適切なためにセンサ先端にトランスミッション内の摩耗粉が付着して揺動すると、センサの出力信号が一時的に乱れることがあるとのこと。
そのため、速度計へ誤った信号が伝達されてしまい、走行中に速度計の表示が実速度に対して一瞬低く表示され、これによりクルーズコントロール作動中には機能が解除されてしまう恐れがあるとしてリコールを発令。
台数は少ないながらも、既に5件の不具合が発生
リコールの対象となるのは、2017年7月3日~2018年3月27日に製造された1,615台がリコールとなります。
※車両製造後に修理等で対象となる部品が組付けられた車両417台、交換修理用部品として出荷し組付けられた車両が特定できない30個も対象
改善措置としては、全車両、ピックアップセンサのスペーサを対策ワッシャと交換するとともに、新品のオーリングと交換する、リコール作業を行うとのことです(不具合5件・事故0件)。
併せてスマートもリコール。ECU絡みのリコールは度々発令している
次は、スマートの4ドア・シティカー「フォーフォー・ターボ」にリコール。
リコールの内容としては、エンジンコントロールユニット(ECU)に不具合があるとして、ECUの制御プログラムが不適切なために排出ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)排出量が、平成17年基準排出ガス75%低減レベルを満たさないおそれがあるとのこと。
また、ECUの車載式故障診断装置(OBD)の制御プログラムが不適切なために、適切な故障診断が行われないおそれがあるとしてリコールを発令。
リコールの対象となるのは、2016年7月20日~2017年9月21日に輸入された1,181台で、改善措置としては、全車両、ECUの制御プログラムを対策プログラムに書き換える、リコール作業を行うとのことです(不具合0件・事故0件)。
☆★☆直近のリコール関連記事10選☆★☆
・VW「ゴルフ/シロッコ」等10万台以上の大規模リコール。既に1,000件以上ライト類が点灯しない不具合有り(2018/6/21投稿)
・スバル「レガシィ/インプレッサ」にリコール。燃料ポンプ不具合で走行中にエンストの恐れ有り(2018/6/14投稿)
・マツダ「CX-8/CX-5」のディーゼルモデルがリコール。エンジンが始動しなくなる恐れ有り(2018/6/14投稿)
・BMW・新型「M5(F90)」が早くもリコール。ECU不具合にて燃料ポンプの動作が停止する恐れ有り(2018/6/10投稿)
・プジョー「3008」やマツダ「ボンゴ」等にリコール。バッテリーケーブルや燃料タンクホースに不具合有り(2018/6/8投稿)
・ホンダ「ステップワゴン/フリード」20万台、ダイハツ「ハイゼット」等が大量リコール(2018/6/1投稿)
・アウディ「A4/S4/A5」がリコール。スピーカーのネームプレートが剥がれ、乗員が負傷する恐れ有り(2018/5/30投稿)
・トヨタ「アルファード/ヴェルファイヤ/シエンタ」、レクサス「RX200t/RX450h」がリコール。駐車ブレーキ作動せず他(2018/5/23投稿)
・ジャガー「F-TYPE」等がリコール。燃料レール不具合で火災の恐れ有り(2018/5/22投稿)
・アストンマーティン「DB11」がリコール。エアバッグが意図せず展開する恐れ有り(2018/5/18投稿)
Reference:Response