【既に完売&日本に2台納車予定】ブガッティ「ディーヴォ」世界初公開。「シロン」よりも8秒速く、最高時速はまさかの380km/hに調整【動画有】

2020-05-26

超絶過激な「ディーヴォ」遂に登場

ブガッティのコーナリング特化型・最新モデル「ディーヴォ」が遂に世界初公開されました。
今回登場した「ディーヴォ」は、世界限定500台のみの「シロン」よりも優れた空力特性とハンドリング特性を備えたスーパースポーツモデルで、外観はほぼ変更されつつも、伝統的ともいえる馬蹄型グリルを継承し、横断面積を縮小するフロント向けの全く新しいアーキテクチャを作成しました。


色んな意味で度肝抜かれるフロントデザインから見ていこう

早速フロントデザインを確認していくと、「ディーヴォ」には、新しい形状のヘッドライトを垂直方向に再配置し、通気口を追加することで冷却のための気流も改善。
そして、全く新しくも特徴的なフロントスポイラーを装着したエアロパッケージが何とも印象的ですね。

フロントヘッドライトを近くで見てみるとこんな感じ。
確かにティーザー映像そのままのC形状のシームレスデイタイムランニングライトを搭載していますが、四眼タイプ?のフロントヘッドライトは「シロン」そのままといった感じでちょっと残念です。

サイドやリヤも見ていこう

ルーフ付近を確認していくと、NACAエアダクトと呼ばれる特殊なダクトが形成され、超大型のW型16気筒エンジンに空気をよりよく送り込まれるように設計。
そして、新しいアクティブ・スポイラーがリヤに配置され、エアブレーキとして機能する「シロン」のウィングよりも23%ワイド化。
新デザインのリヤディフューザーについては、横方向に1.6gもの加速度にも耐える性能を持つといわれています。
その他にも、散在する様々なダクトや通気孔が設けられ、エアロの変更により、「シロン」に比べて最大90kgのダウンフォースと、エンジンとブレーキの冷却能力も向上しています。

こちらはリヤデザイン。
かなり飛散したOLEDリヤテールランプが何とも印象的ですね。
リヤエキゾーストマフラは、ハニカム形状のマフラを採用してセンター4本出しとなっています。

気になるスペックはどうよ?

車体重量については、消音材の除去やカーボンファイバのインタクーラーカバー、軽量ホイールの採用、そして内部のコンパーメントが取り除かれることで、「シロン」よりも35kg軽い1,961kgを実現しています。

そして最も気になるエンジンについてですが、これは「シロン」から全く変わらずの排気量8.0L W型16気筒クワッドターボエンジンを搭載し、最高出力1,500ps/最大トルク1,600psを発揮します。
理論上の最高時速は特に変更なしの482km/h(リミッター解除の場合)ですが、今回のモデルはコーナリングを重視したモデルとしているため、制限有りでの最高時速は「シロン」よりも40km/h遅い380km/hに設定されています。
しかし、上記の通り走行性能の大幅な向上によって、Nardoテストトラックでのラップタイムは、「シロン」よりも8秒短縮に成功。

インテリアも中々に過激だ

インテリアはこんな感じ。
「シロン」のデザインを踏襲し、ブガッティの特徴でもある中央のC形状ピラーも車体剛性を向上の意味も兼ねて採用済み。
シートは今にも腰が砕けそうなスパルタン過ぎるアルカンターラ素材採用のフルバケットシートが装着されていますね。

ブガッティ「ディーヴォ」は、世界限定40台のみ(そのうち日本に2台納車予定)で、車両本体価格は約6.4億円と非常に高価な一台ですが既に完売済みとなっています。

【追加】ちなみに、皆さんが噂しているZOZOTOWNの前澤友作CEOは、「ディーヴォ」購入を辞退しています。

【Bugatti Divo: World Premiere】

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Reference:motor1.com