最速記録はどちらが更新する?ヘネシー「ヴェノムF5」とSSC「トゥアタラ」を改めて比較してみよう

2020-05-26

いずれもアメ車。パワー頼みの因縁バトル

アメリカ・テキサス州に拠点を置く、全米で最も有名なチューナであるヘネシー・パフォーマンスの「ヴェノムF5」。
この個体は現在、ヘネシーのCFDテストによって最高時速500kmにまで到達するための過酷な試験を実施しているわけですが、「ヴェノムF5」を窮地に追い込もうとしているのが、同じアメリカ・ワシントンに拠点を置くウェストリッチランドのSSC「トゥアタラ」となります。

これらのモデルが、一体どれだけのパワーを持ち、両モデル比較してどれだけ差があるのかを確認してみたいと思います。


早速各モデルの仕様を確認してみよう

【ヘネシー「ヴェノムF5」仕様】
エンジン:排気量7.6L V型8気筒ツインターボエンジン
最高出力/最大トルク:1,600hp/1,762Nm
車体重量:1,338kg
抗力係数:0.33
目標最高時速:500km/h
生産台数/価格:24台/約1.76億円

【SSC「トゥアタラ」仕様】
エンジン:排気量5.9L V型8気筒ツインターボチャージャーエンジン
最高出力/最大トルク:1,750hp/-Nm
車体重量:1,279kg
抗力係数:0.279
目標最高時速:483km/h
生産台数/価格:100台/不明

いずれも前世代にて最速記録を更新していた

両モデル共に一歩も引けを取らいぶっ飛んだスペックではありますが、やはりSSC「トゥアタラ」が性能面では少し上を行きますね。
なお、これらを製造するメーカたちは、以前にも量産車として最速記録を持つ前世代モデルを開発しており、ヘネシーは「ヴェノムGT」を開発し、2014年にブガッティ「ヴェイロン」の423km/hを見事に更新しました。
一方のSSCは、2010年に「アルティメット・エアロ」を発表し、「ヴェイロン」が記録を樹立する更に前の2007年に412km/hを記録していました。

今回、これらのモデルの大きな課題は、目標値に対してどこまでのスピードを出すことができるか?というところですが、そのスピードを出すために必要な場所とタイヤが最も肝になると思われ、これらの条件を改めてクリアした上で、いつ頃記録更新の挑戦が行われるのかとても気になるところです。

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