”走るためだけの変態車”ロータス「340R」がオークションにてにて出品へ。予想落札額は約600万円也

2020-05-26

実用性完全無視の変態モデルが登場

ロータスが限定販売した世界限定340台(日本には30台のみ)のライトウェイトスペシャルモデル「340R」がオークションにて出品されることがわかりました。
この個体は、2000年2月にコンセプトモデルとして登場したモデルを量産モデルとして取り入れたもので、全てのモデルがシルバーカラーをメインに、ブラックのペイントスキームを共有しています。


見た目からしてマジで変態

ロータスが、”トラック・デイ・カー”としてデザインした「340R」は、ボンディングされたアルミ製ミッドエンジンシャシーを採用し、スタンダードなランニングギヤを備え、パワートレインは排気量1.8L ローバーKシリーズの水冷直列4気筒エンジンを搭載することで、最高出力177hpを発揮しますが、この個体に関してはオーナーのカスタムによってエンジンが強化され190hpにまで向上しています。
トランスミッションは5速MTで、駆動方式は後輪駆動(MR)、走行距離は565kmと非常に低走行です。

ドアも無い、ウィンドウも無い、エアコンも無い

外観としては、ルーフやサイドドア、ウィンドウ、そしてエアコンなどの空調装置も存在しないことや、更にはリヤオープンホイールとほぼ完全に露出したメカニカル類が装備されていることから、雨の日等の悪天候は一切想定しない「走るためだけのクルマ」であることが良くわかる一台となっています。

シャシーベースはオールアルミを使用しており、更にアルミホイールはマグネシウム素材を採用する等、スーパーカーにも適用されていない最先端素材をふんだんに活用。更には、タイヤはYOKOHAMAゴムと共同開発にて作られた専用タイヤが装備されています。

内装は非常にシンプルで、ボディカラーに近いステアリング周りのブルーカラーが何とも印象的。
車体重量は僅か701kgと非常に軽量で、「エリーゼ」よりも遥かに速い0-100km/hの加速時間は4.3秒を実現。最高時速は161km/hにまで到達します。
何とも過激に仕上げられた「340R」は、世界限定340台中104台目に製造され、左ハンドルモデルとして最後に作られた希少な一台でもあります。

コンディションとしては、2018年1月にイギリス本社に送られ、厳密な検査とオイル交換、フィルター、カムベルトサービスも受けているため、メンテナンスはバッチリ。
なお、この個体は9月30日に行われるシルバーストーンオークションにて出品され、予想落札価格は約795万円~約940万になると思われます。

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Reference:CARSCOOPS