ダイソン遂に始動。最初の生産拠点はシンガポール、2020年には公式的に第一号モデルを発表予定

2020-05-26

ダイソンのEVモデル生産拠点はシンガポールで決定

あの吸引力の変わらないただ一つ掃除機でお馴染みのイギリスメーカ・ダイソンが、この度シンガポールにて最初の電気自動車の生産拠点にすることを発表しました。
ダイソンといえば、以前ようやくその個体に関する開発や製造に向けてHullavington飛行場を所有地とし、事業を大幅に拡大すると同時に、テストサーキット(160km/h以上の速度を実現できる滑走路)の建設に向けて着々と計画を進行させていると発表したばかりで、その投資額は約3,600億円にも上るとのこと。


EVプロジェクトには追加で300人雇用

ちなみに、ダイソンがシンガポールに新工場を建設することを発表する以前に、既にハンドドライヤーや掃除機を製造する施設が同国にあり、従業員も1,100人以上いるため、そこまで驚くことでもないですね。

ダイソンCEOであるジーン・ローワン氏によれば、シンガポールは紛れもない大市場で、高い労働力と豊富なサプライチェーンへのアクセスを提供すると説明。
同社の長期計画には、プレミアムモデルとSUVを含む3車種がラインナップ予定で、更にはこのEVプロジェクトには400人ものエンジニアを雇用されていますが、イギリスの施設では更に300人追加する予定となっています。

バッテリシステムについては、トヨタやBMW、ポルシェに投入予定となっているより速い充電とより多くの容量を提供するソリッドステートバッテリパックを搭載するとのこと。
なお、ダイソンから発売されるモデルは、日産「リーフ」のような大衆向けモデルではなく、プレミアムセグメントカーをイメージしているとのこと。
価格帯については一切不明ですが、自社開発による強力な電気モータや新しいアーキテクチャを採用する予定で、もしかすると競合はテスラ「モデルS/モデルX」になるかもしれませんね。

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Reference:CARSCOOPS