レクサス・新型「RC」の発売日は10月30日。気になるグレード別の価格帯も併せて公開【動画有】

2020-05-27

マイナーチェンジの「RC」がいよいよ販売スタート

8月末にマイナーチェンジが発表されたレクサスの新型2ドアクーペ「RC」ですが、この個体が10月30日に発売スタートとなります。
既に各ディーラにて見積もりも取得できる状態ではありますが、意外とこの情報が出回っていないことに驚き。
価格帯やオプションももちろん明らかになっていますが、今回のマイナーチェンジは色んな意味で話題を呼んだものの、やはり好みがはっきりと分かれるデザインとなっています。

今回は非常に簡易的ではありますが、マイナーチェンジによってどのあたりが変更されるのか、そしてマイナーチェンジ後の価格帯はどのように変わったのかをチェックしていきたいと思います。


まずはマイナーチェンジ後の外観のおさらい

早速新型「RC」の外観をチェックしていきたいと思います。
今回のマイナーチェンジにより大きく変更されたのはフロントデザイン。
一つは、フロントスピンドルグリルがグレードに関係なくメッシュデザインになったこと。

こちらはマイナーチェンジ前のフロントグリル。
F SPORTグレード以外のグリルはブラックのヴァーティカルスリットやフラットバーが設けられていましたが、今回のマイナーチェンジではそれが全てメッシュタイプへと一本化されました(「LC/LS/CT/UX」と共通)。
それともう一つは、フロントフォグライトが省略化されたこと。これは「IS」のマイナーチェンジ版と共通化されていますね。

そして、今回のマイナーチェンジで最も大きな変化だったのがフロントヘッドライトデザイン。
レクサスとしては、上位スポーツクーペ「LC」のデザイン言語を取り入れたと説明していますが、LEDデイタイムランニングライトはシームレスタイプへとアップグレード。
加えてアローヘッド(L字型)デイタイムランニングは非常にコンパクトにまとめられましたね。

フロントヘッドライトは、デルタ形状からレクサス初となる縦型三眼LEDフルヘッドライトへと変更され、その隣には11個のウィンカーが設けられています(この時点でウィンカーは流れるタイプのシーケンシャルでないことがわかります)。

ちなみにマイナーチェンジ前の「RC」のヘッドライトはこんな感じ。
デザイン性が大きく変化したことはわかりますが、間違いなく賛否がはっきりと分かれるデザインだと思います(個人的にはマイナーチェンジ前の方が断然好み)。

こちらはリヤデザイン。
立体的なアローヘッド形状のリヤテールは特に変わらずですが、不思議とワイドにも見えますね。

拡大してみるとこんな感じ。
アローヘッド下部にウィンカーらしき部分が見えますが、この部分が流れる可能性は限りなく低そうです。

こちらはインテリアデザイン。
今回のマイナーチェンジにより、オートエアコンとラジオパネルにはヘアライン加工が施され、より高い品質が得られています。
アンダーセンターコンソールには、大型化したアームレストが付属されていますね。
ナビゲーション操作用のリモートタッチは、何の変化も無くタッチパッド式のままとなっていますね。

ちなみにこちらはF SPORT専用シート。
今回のマイナーチェンジにより、マスタードイエローとブラックのツートンデザインや「LC」でも選択できるオーカーが新しく採用されました。
これらを含めて、F SPORTでは7種類のインテリアコンビネーションと、11種類のボディカラーが選択可能となります。

各グレード別の価格帯もチェック

そしてここからが最も気になる価格帯について、今回はマイナーチェンジ前とマイナーチェンジ後の価格帯を比較のため併せて記載しますが、やはりデザイン性の向上や安全装備の標準化により若干価格が上がっているのがわかります。
是非とも参考にしていただけたらと思います。

ちなみに、「RC」のグレードラインナップは、マイナーチェンジ前と同様に、「RC300(排気量2.0L 直列4気筒ターボエンジン)/RC300h(排気量2.5L 直列4気筒エンジン+ハイブリッド)/RC350(排気量3.5L V型6気筒エンジン)」で、各ラインナップのグレードには、「ベースグレード/F SPORT/version L」が準備されます。

【「RC」価格帯(マイナーチェンジ前)/(マイナーチェンジ後)】
[RC300(FR)]
エントリーグレード・・・(前)5,300,000円/(後)5,560,000円(+26万円)
F SPORT・・・(前)5,920,000円/(後)6,080,000円(+16万円)
version L・・・(前)5,940,000円/(後)6,030,000円(+9万円)

[RC300h(FR)]
エントリーグレード・・・(前)5,740,000円/(後)6,000,000円(+26万円)
F SPORT・・・(前)6,360,000円/(後)6,520,000円(+16万円)
version L・・・(前)6,380,000円/(後)6,470,000円(+9万円)

[RC350(FR)]
エントリーグレード・・・(前)6,086,000円/(後)6,360,000円(+27.4万円)
F SPORT・・・(前)6,902,000円/(後)7,070,000円(+16.8万円)
version L・・・(前)6,726,000円/(後)6,830,000円(+10.4万円)

上の通り、全体的に価格アップとなっていますが、グレードが上がるごとにその価格アップ差が小さくなっていることがわかります。
おそらく、標準的に装備されるものがエントリーグレードでは多かったのだと考えますが、それでも約30万円近くまで価格アップするのであれば、”F SPORT/version L”を購入した方がお買い得感はありますね。

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