BMW「Z4」の生産が遂にオーストリアにてスタート。共同開発中のトヨタ「スープラ」は未だ製造予定無し

2020-05-27

BMW・新型「Z4」が遂に生産開始

先日シンガポールでも正式に販売スタートしたトヨタとの共同開発モデルとなるBMW・新型「Z4」ですが、この個体がようやくオーストリア・グラーツのMagna Steyr社専用工場にて生産開始となりました。

共同開発中のトヨタ・新型「スープラ」もMagna Steyr社にて生産される予定ですが、未だ生産が行われていないため「Z4」の販売から大きく出遅れていますね。


生産元のMagna Steyr社はメルセデスベンツやジャガーも生産

昨日ドイツのDingolfing工場にて製造スタートしたばかりの新型「8シリーズ・カブリオレ」とは異なり、新型「Z4」はBMWが製造するわけではなく、Magna Steyr社が生産・組立を実施します。
ちなみに、Magna Steyr社がこうした社外モデルを生産するのは、1979年から続けられているメルセデスベンツ「Gクラス」や、ジャガー「I-Pace/E-Pace」、そしてBMW「5シリーズ」となりますね。

なお、Magna Steyr社はグラーツ工場以外にも北米や中国にも新たに組立工場を建設する予定で、年間生産台数を20万台に引き上げていく予定となっています。

改めて「Z4」のグレードとスペックを

トップレンジモデル”M40i”は、排気量3.0L 直列6気筒ターボチャージャーエンジンを搭載し、最高出力335hp(欧州市場向)/382hp(アメリカ市場向)、最大トルク500Nmを発揮します。
トランスミッションは8速Steptronicオートマチックトランスミッションを採用し、パフォーマンとしては0-100km/hの加速時間が4.5秒、最高時速は250km/hにまで到達します。
機能性においては、10mmローダウンするアダプティブ・Mスポーツ・サスペンションやMスポーツ・ブレーキ、Mスポーツ・ディファレンシャルが標準装備されます。

中間グレードの”sDrive30i”は、排気量2.0L 直列4気筒ターボチャージャーエンジンを搭載し、最高出力255hp/最大トルク400Nmを発揮します。
トランスミッションは”M40i”と同じで、パフォーマンス性としては0-100km/hの加速時間は5.4秒、最高時速は250km/hにまで到達します。

最後にエントリーモデルの”sDrive20i”は、中間グレードと同じエンジンを搭載し、最高出力最高出力194hp/最大トルク320Nmを発揮します。
0-100km/hの加速時間は6.6秒、最高時速は240km/hにまで到達します。

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Reference:motor1.com