ケーニグセグ「レゲーラ」に一切塗装せずオールカーボンを採用した個体が登場。ボディ表面は全て手作業の研磨のみ

2020-05-27

とんでもない変態仕様の「レゲーラ」が登場

ケーニグセグが世界限定80台のみ販売したPHVモデル「レゲーラ」ですが、この個体をオーダーした人物で、ボディカラーは選択せずにカーボン素材をそのままボディに採用(フルヌードカーボン)した猛者が登場。
この個体に採用されているカーボンファイバパネルには、その表面を覆うラッカーやエポキシの薄層すらも無く、表面粗度を向上させるために手研磨のみで作業を行っていくと言うとんでもない変態仕様。そのため、工数が異常にかかるということでその費用はおそらく膨大になると考えられます。


カーボンボディ表面の仕上がりはまるでシルクのよう

ケーニグセグでは、今回採用したカーボンファイバパネルの耐久性を確認するために、太陽熱による耐熱性や、極寒での寒さにも十分耐え得る性能を持ち、加えて強度も満足できるレベルにまで仕上げています。
しかも、このカーボンファイバパネルにはエポキシ保護層が無いものの、小石によるダメージや鋭利な物体によるキズは付きにくい仕様になっており、塗料も一切使用していないので、ボディだけで従来ケーニグセグが販売する重量よりも20kgの軽量化に成功しています。

ケーニグセグCEOのクリスチャン・フォン・ケーニグセグ氏は「顧客がオーダーしたフルカーボン仕様というのは、決して珍しいものではありません。視覚的に見れば美しい素材ですし、手作業による研磨にて仕上げたボディ表面はまるでシルクのような手触りです」と今回の仕上がりについて相当な自信を示しています。

なお、日本においてはZOZOTOWN CEOの前澤友作 氏もオーダーしていますが、どのタイミングで納車されるかは一切不明。
噂によれば、もう一人日本人で「レゲーラ」をオーダーした人物がいるとのことですが、これについても明らかにはなっていません。

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Reference:CARSCOOPS