BMWの従業員が約3年間の不正で総額1億円以上盗み、フォード「マスタング」を購入→不正発覚で30か月(2年半)の懲役に

2020-05-27

ポルシェに引き続きBMWでも不祥事が

とあるBMWに務める女性が、約3年間会社のお金を不正に入手していたことがバレてしまい逮捕される事件が発生。以前、アメリカ最大のポルシェディーラでも似たようなことがありましたが、今回もかなり悪質な内容になっています。

これは、2014年10月から2017年6月までの間にコネチカット州のContinental BMWにて務めていたVanessa Vence Smallさん(50)が、65回の不正な電子送金とディーラの口座を入手し、28枚分の小切手を発行したことで、総額1.13億円を盗んでいたというもの。
この不正により、彼女はニューヘイブンのアメリカ地区裁判所に出廷し、Jeffrey Alker Meyer裁判官から懲役30か月(2年半)を宣告されたとのこと。


BMWの規約違反が彼女が人生を大きく変えることに…

検察官の調査によると、今回盗んだ1.13億円のうち彼女の口座から資金移動した金額の総額は約1億円、残り約1,300万円は第三者へと支払われたとのことですが、約1億円の使い道はオーストラリアやハワイ、メキシコ、ジャマイカへ向かうための旅行資金、更には自宅改装の支払、その他には約500万円程のフォード「マスタング」を購入していたことがわかりました。
ちなみに、Continental BMWでは、同社以外の車両を購入することは許されておらず、したがって他社となるフォード「マスタング」を購入することは規約違反になるとのことですが、そもそも今回の不正は、この「マスタング」を購入したことで発覚したみたいですね。

なお、今回のような不正送金が行われた方法等については現在調査中とのことですが、もともとContinental BMWは全く利益を上げておらず、更には経理体制も非常に厳しいことでも有名なのに、どうしてBMWサイドは今回の不正送金を見破ることができなかったのかが非常に謎ではあります。

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Reference:CARSCOOPS