アストンマーティンCEO「ヴァルキリーは1,000台でも売り切れていたかもしれない。正直、過小評価していた。だけど利益を目的にしたモデルではない」→実際に購入後1年間は転売禁止の誓約もある模様
~「ヴァルキリー」の販売台数150台は、本気で失敗していたようだ~
ブガッティ「シロン/ヴェイロン」やパガーニ「ゾンダZOZO」、そして「エンツォ・フェラーリ」を所有し、メルセデスベンツ「AMG One」やケーニグセグ「レゲーラ」も契約中のZOZOTOWN 前澤友作CEOや、日本で唯一レーシングモデル「ヴァルカン」を所有するM氏もオーダー済みのアストンマーティン「ヴァルキリー(AstonMartin Valkyrie)」。
このモデルは、世界限定150台のみ販売されたアストンマーティン究極のV12ハイブリッドモデルですが、同社CEOであるアンディ・パーマー氏によれば、「このモデルを150台しか販売しなかったことが、過小評価につながっていた」と、説明しています。
~そもそも150台という台数の根拠は何もない~
元々「ヴァルキリー」の開発を計画するにあたり、そもそも世界の市場に何台販売するかを議論した際、当初は24台もしくは59台のみの超希少モデルとして販売する計画があったそうですが、役員たちは”いやもっと売れるはずだ!とりあえず100台売ろう”、”いやいや150台は売れるでしょうよ!”と謎の競り合いが始まってしまい、結果的に150台という台数にて販売したそうです(つまり具体的な根拠や創業年にかけての台数等の関連性は一切ない)。
今となっては、そのクレイジー過ぎるデザインと1,000hp超えのパワーを兼ね備えるハイパーカーというのは限られていますし、「ヴァルキリー」を求める顧客はアストンマーティンが想像していた以上に多く、同CEOも「今考えたら150台は少なすぎたし、更に900台追加して1,000台で販売しても良かったんじゃないか?」と考えてしまうほどだったそうです(日本には11台納車される予定ですが、商談が入ったのは約3倍の30件以上にも及ぶとのこと)。
「ヴァルキリー」の車両本体価格は約4.5億円で、単純にこの価格で150台も販売すれば、総売り上げは675億円にも上るわけですが、これが1,000台クラスともなれば4,500億円にも上っていたわけで…非常に惜しいことをしてしまったと、アンディ・パーマー氏はコメントしているそうです。
ただ、「ヴァルキリー」は利益目的のためだけに作り上げたハイパーカーではなく、アストンマーティンが”本当にヴァルキリーを所有するオーナーにふさわしいかどうか”を150人選んだわけで、ソース記事の情報によれば、実際にこのモデルを所有してから1年間は転売することを許さないとして、厳しい条件も設けているそうです。
~仕様決めの最中であったZOZO前澤CEOの「ヴァルキリー」もいよいよ大詰めに~
ちなみにインスタグラムにて、ZOZOTOWN 前澤友作CEOが設立したスーパーカープロジェクトのメンバーが、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2019の開催時期に併せて、アストンマーティン本社に訪問し、同CEOがオーダー中の「ヴァルキリー」の仕様決めを進めていたようです。
一体どのようなデザインとなるのか、納期やお披露目のタイミングはいつになるのか非常に気になるところですね。
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Reference:CARSCOOPS