【一体なぜ?】2020年モデルのホンダ・新型「シビック・タイプR」が約26.5万円も値上げ。年々その価値は上昇し、スバル「WRX STI」並みに高額に
~アメリカでの「シビック・タイプR」人気は相当に高いようだ~
ドイツ・ニュルブルクリンクにてFF市販車最速記録を更新していたホンダのハイパフォーマンスモデル「シビック・タイプR」が、アメリカ市場において2020年モデルの価格が約402万円からにて販売されるとのことで、大きな話題を呼んでいます。
っというのも、新型「シビック・タイプR」が2017年半ば頃に初めてアメリカ市場にて販売されたときの価格帯は約376万円だったのですが、2018年には380万円を超え、2019年モデルにはまたその価値を高め約395万円にまで跳ね上がることに。
~駆動方式の異なる「WRX STI」に匹敵する価値を持つ?~
そして今回の2020年モデルでは、当初発売されたときよりも約26.5万円の価格アップにて発売され、その価値は2019年モデルのスバル「WRX STI」の約405万円に匹敵するレベルであり、今後更にその価値を伸ばすのであれば、フォルクスワーゲン「ゴルフR」の約446万円にまで伸びてもおかしくところまで到達するかもしれません。
もちろん、ここまで価格アップするまでには、インフォテイメントシステムのアップグレードや、Apple CarPlay/Android Autoの標準装備化もありましたが、安全装備のアップグレード等は一切なく、かといってエンジン出力の向上等も無い為、どうしてここまで価格アップしてしまったのかは不明なままになっています。
なお、アメリカでの「シビック・タイプR」の高値事情といえば、2017年の発売当初に発生したディーラオプション価格を2~3倍に吊るし上げるという”ディーラ側の”不当な販売が大きな話題となり、それ以外にも新車販売価格よりも約1.5倍近く跳ね上がった価格設定にて転売するといった行為も問題となりましたね。
ただ、こうした不当ともいえる価格設定に対しても、すぐに完売してしまうほどに人気の高い一台でもありましたが、今でも海外での納期は半年~1年と非常に長く、その人気は未だ衰えぬまま。
今となってはニュルブルクリンクFF市販車最速記録は、ルノー「メガーヌRSトロフィーR」によって奪われてしまいましたが、それよりもWTCCと呼ばれるツーリングカーレースでの活躍だったり、ボディカラーに「チャンピオンシップホワイト」と名付けられた1964年にF1グランプリに参戦したレーシングマシンと同じカラーを採用するという強烈なバックグラウンドもあって、その価値と人気が徐々に浸透して高まってきているのも理由の一つなのかもしれません。
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Reference:CARSCOOPS