業績不振の日産が、再起を図るために2021年に新型SUV2車種を発表するとの噂。100%EVモデル「IMx」とe-POWERターボ搭載の「IMQ」とは?

2020-05-27

~日産の業績不振は想像以上。これを打破できるのは新型SUVの投入か?~

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日産は、2019年4月~6月期連結決算において、本業のもうけを示す営業利益が前年同期比99%減となる16億円と、大きく業績が悪化していることを明らかにし、主力市場であるアメリカでの販売低迷や自動運転など次世代技術の開発費増加が大きく影響しているとのことですが、今回の業績悪化を踏まえて、同社は世界的に活気づいているSUV市場に対し、2021年に新型「ジューク/エクストレイル」とは異なる全く新しい2台のSUVを発表するとの噂が浮上しています。

自動車情報誌ベストカーの情報によると、一つは100%電気自動車モデルとなる「IMx」で、もう一つが次世代e-POWERターボ技術を搭載する「IMQ」だそうですが、おそらくデザイン性においてもキープコンセプトを採用した近未来型の個体となることが期待されています。


~早速2台のSUVモデルを見ていこう~

①「IMx」

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まず一つ目の100%電気自動車モデルとなる「IMx」ですが、これについては2017年秋頃に東京モーターショーにて発表された完全自動運転技術を搭載するコンセプトクロスオーバーをベースにしたものであり、次世代プロパイロット技術による手放し運転はもちろんのこと、(これが本当に実現するかは不明ですが…)プロパイロットドライブモード(PDモード)を選択することで、ステアリングホイールを自動格納し、シートを深くリクライニングすることで、乗員全員が完全にリラックスできる空間を提供するものとなっています。

ただ、さすがにこういった技術が公道にて活用できるのはかなり難しいと思われますが、100%EV技術を搭載した電動パワートレインを採用する可能性は高いと思われ、実際にスペックについても東京モーターショーにて発表されたもの同様に高出力モータ2基を前後に搭載することで、システム出力435hp/最大トルク700Nmを発揮。

航続可能距離は、フル充電の状態で最大600km走行可能で、駆動方式は4WDを搭載するとのことですが、一体どれほどの容量のバッテリパックを搭載してくるのかが非常に気になるところ。

車体サイズについては、SUVモデルとしては少し大柄となる全長4,700mm×全幅1,880mm×全高1,620mmになるとのことで、車格としてはミドルサイズSUV並みですが、全幅が想像以上にワイドで駐車場ではかなり苦労しそうな一台。
気になる発表時期については、今のところ2021年秋頃を予定しているそうです。

②「IMQ」

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続いてはe-POWERターボを搭載すると言われている「IMQ」で、こちらは今年開催されたスイス・ジュネーブモーターショー2019にて発表されたコンセプトモデルですね。

本当に市販化されるかまでは明確ではないものの、パワートレインについては結構具体的で、排気量1.5L 直列3気筒ターボエンジン+e-POWER技術を組合わせ、最高出力340hp/最大トルク700Nmを発揮するとのこと。

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車格としては、先ほどの「IMx」よりも一回りコンパクトなCセグメントSUVになるとのことで、街中での走行には適した一台になると思われます。

なお、このモデルの発表時期は2021年の夏ごろを予定しているそうです。

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