遂に来た!UAEドバイ発となる5,000馬力ハイパーカー・デヴェル・シックスティーンのプラットフォームが世界初公開。日本にも1台だけ納車されるぞ

世界最強のパワーと超ド級のデザインを持つデヴェル・シックスティーンの生産開始まであと少し!

エンジン出力5,000hp以上を発揮するクレイジーハイパーカーとして、世界にその名を轟かせたUAEドバイ発のハイパーカーメーカーでお馴染みデヴェル・モータース・デヴェル・シックスティーン(Devel Motors Devel Sixteen)。

その名の通り、パワートレインは排気量12.3L V型16気筒クワッドターボエンジン(V型8気筒ツインターボエンジン2基)がリヤミドシップに搭載され、最高出力は驚異の5,007hpを発揮し、推定最高時速は500km/h以上と言われるメガハイパーカーとなっています。

そんな超ド級のデヴェル・シックスティーンですが、ようやくプラットフォームや足回り、ボディパネルなどの詳細を公開し、既にオーダー済みとなる顧客向けのモデルも製造開始予定となっています。


デヴェル・シックスティーンは何もかもが規格外

こちらが今回、デヴェル・モータース社より公開されたデヴェル・シックスティーンのボディパネルやシャシー部分。

基本的にはフルカーボンファイバ製ボディを採用し、プラットフォームもカーボンモノコックを採用するとの情報です。

ただその見た目は、ランボルギーニやマクラーレン、フェラーリなどのスーパーカーとは一線を画すクレイジーなスタイリングで、本当にこのスペックで公道を走行しても大丈夫なの?と心配になるレベル。

パワートレインは先述の通り、排気量12.3L V型16気筒クワッドターボエンジンを搭載し、最高出力5,000hp以上を発揮するため、単純計算で1気筒あたり約769ccになることから、シリンダーに対する冷却性は相当に工夫をこなさない限りエンジン出力を安定させることは不可能。

それぐらい今回のモデルは、これまで登場してきたスーパーカー/ハイパーカーとは全くレベルの違う技術力を持つことになりますが(どちらかというと戦闘機クラス?)、その一方で信頼性や耐久性という面でも非常に不安の残るモデルだと予想されます(デヴェル社はこれらの問題を全てクリアしていると語っている)。

こちらはリヤビュー。

とんでもないサイズのエキゾーストフィニッシャが2つ設けられていますが、それ以上に気になるのが、あれだけのサイズ感を持つV型16気筒クワッドターボエンジンをどのように搭載するのか?というところ。

色々と懐疑的な部分はあるものの、デヴェル・モータースが公式にて公開している大排気量エンジンを見てみると、インテークパイプは2本設けられているものの、その径があまりにも細すぎて、やはり冷却性に不安が残るといった声もあるために、改めて今回のモデルのスペックの異常さが伺えるかと思います。

これでブレーキ出来るのか?!

そしてこちらは足回り。

想像以上にブレーキディスクが小さくて驚いていますが、果たしてこれでブレーキングできるのか?といった心配も。

これまでダイナミックな鍛造アルミホイールが装着されていたため、ブレーキ関連は確認できませんでしたが、この画像だけだと「本当に大丈夫か?」と思う方も多いはず。

既にデヴェル・シックスティーンはプロトタイプ7台でテスト走行中

そしてこちらは、中東ドバイにてテスト走行を繰り返しているデヴェル・シックスティーン。

とてもこの世のモノとは思えぬほどのエクストリームなスタイリングです。

このモデルは現在、全7台のプロトタイプモデルによってテスト走行が行われているそうで、更には様々なグレードをラインアップしているため、そのグレードによってテスト内容も異なっている模様(特に最上位グレードのV16エンジンはかなり厳しい耐久試験が必要)。

これだけのパワーを持つモデルともなると、テストできる環境も限られる

現在ドバイの沙漠にてテスト走行が行われているデヴェル・シックスティーンですが、低速走行でのテストとはいえ、そのパフォーマンスの高さは常軌を逸しており、戦闘機並みの外観とパフォーマンスを持った唯一無二の一台となっています。

デヴェル・シックスティーンは、オフィシャル上ではV型8気筒エンジン(最高出力2,000ps仕様)の”エントリーレベル”と、V型8気筒エンジン(最高出力3,000ps仕様)の”レーシング・バージョン”、そして本気のトラック向けとなる排気量12.3L V型16気筒クワッドターボエンジン(最高出力5,000hp以上)の最強モデルとなる3種類が準備されていますが、実はこれらのグレード以外にも日本仕様をラインナップしているのをご存じでしょうか?

実は日本にも一台だけ納車されることが決定しているデヴェル・シックスティーン。日本人オーナーの正体は?そのとんでもない価格帯とは?気になる続きは以下の次のページにてチェック!