フルモデルチェンジ版・トヨタ新型「MIRAI(ミライ)」に関する新情報が明らかに。今後10年以内にハイブリッド並みに価格を抑えたモデルとなる模様
~次世代「MIRAI」はハイブリッドモデルに価格帯を抑える可能性が高そう~
トヨタの新世代水素燃料電池自動車「MIRAI(ミライ)」が、東京モーターショー2011にて登場してから約8年、2014年12月に販売スタートして約5年が経過しようとしていますが、アメリカ市場においてはまだまだ認知度は高くなく、2019年2月までに登録されている台数は僅か6,558台と非常に少ない状況にあります。
そんな中、Automotive New Europeの情報によると、水素エネルギーに関する国際会議にて、トヨタの内山田竹志 会長によれば、水素燃料電池車の売り上げは、ハイブリッドカーや電気自動車に比べると圧倒的に低いものの、今後10年以内に登場するであろう次世代「MIRAI」については、ハイブリッドモデル並みに価格帯を抑えた一台となるよう開発がすすめられているとのこと。
~水素燃料電池車は電気自動車以上に課題が多い~
現在アメリカ市場にて販売されている2019年モデルの「MIRAI」は、約635万円と新型「クラウン」以上の価格帯となっているにも関わらず、水素補充ステーションはカリフォルニアにて僅か33カ所しか存在せず、今もなおこのモデルやそれに付随するインフラ関係の課題は電気自動車以上に多く残されています。
2020年の東京オリンピックも近いですし、トヨタとしても水素燃料自動車の認知度だけでなく、更なる水素ステーションの増加を進めていかなければなりませんが、こうした問題は数年以内に解決できるようなものではないと思いますし、ガソリン&ハイブリッドモデルからの転換するというのも、まだまだ足の長い話になってくるのではないかと思いますね。
ちなみに、自動車雑誌ベストカーにおいても2020年モデルの新型「MIRAI」には、新型「クラウン」にも採用されている後輪駆動(FR)プラットフォームがベースになるとのことで、つまり前輪駆動(FF)モデルだった「MIRAI」の足周りを大幅に変更することで、よりスポーティな走りと刺激を求め、且つサスペンションもシャープ且つハードになり、クリーンな走りを実現できる一台になることが予想されているそうです。
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Reference:AutomotiveNewsEurope