ドイツの納屋にて発見された自走不可能のランボルギーニ「ミウラ」が想定外の約1.7億円にて落札!なぜこんなに高く売れたのか?

2020-05-27

~やはりランボルギーニ「ミウラ」だけは特別だった~

今年の8月頃、ドイツの納屋にて”世界一美しいスーパーカー”とされるランボルギーニ「ミウラP400 S(Lamborghini Miura P400 S)」が発見され、オークションでの予想落札価格は1億円超えにもなる?といわれていましたが、この個体が10月末にイギリス・ロンドンで開催されたRMサザビーズオークションに出品され、約1.7億円にて高額落札されていたことが判明しました。


~エンジン始動不可・一部錆び有りでも世界中のコレクターが求めていた一台~

この希少ともいえる「ミウラP400 S」は、1971年にドイツ・ニュルンベルクにて広告販売店の社長であるWalter Becker氏が購入したものであり、シャシーナンバーが4245、何とワンオーナーというかなり珍しい1台となります。
オーナーは2015年に病気で亡くなってしまったとのことですが、それまではエンジンも良好だったそうです。

ただ、彼が亡くなった以降は全く動かされていなかったため、メンテナンスは施されずエンジンはブロー状態。
Walter Becker氏の死後は、アマチュアレーシングドライバである友人のハンスピーター・ウェーバー宅の納屋へと運ばれたそうで、そこで長期間保管されていたので大きな錆びは見られませんが、やはり経年劣化で一部ボロボロになっていたようですね。

こういった経緯の中でオークションに出品され、結果的に約1.7億円にて落札された「ミウラP400 S」ですが、これについてRMサザビーズ欧州の責任者は、「ミウラ自体が希少で誰もが望む一台であるが、特に今回の個体はコレクターが必要としていた一台だ」と説明。

~ボディカラーやインテリアカラーも付加価値アップのポイントに~

そしてこの個体が予想を大きく上回る落札額となった理由の一つについては、特別なボディカラーであるイエロー系のGiallo Flayや、インテリアカラーのブルー系となるSkay Blueをチョイスしていたことが大きいとのことで、恐らくこの時代のモデルで、イエローとブルーという組合わせは非常に珍しかったことが大きく影響したと言われています。

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Reference:CARSCOOPS