3オーナーで日本人オーナーにも納車されていたブガッティ「EB110 SS」がオークションにて出品へ。予想落札額は1億円以上確実

2020-05-27

名車「EB110 SS」がオークションに登場

フランスのハイパーカーメーカ・ブガッティと言えば、最高出力1,000ps以上を発揮する「シロン/ヴェイロン」が有名ですが、それよりも以前となる1991年に発表されたブガッティの創設者であるEttore Bugatti(エットーレ・ブガッティ)氏の生誕110周年を記念した特別モデル「EB110」を御存じでしょうか?


当時としてはそこそこにぶっ飛んだスペックを持つ「EB110 SS」

この個体は、Marcello Gandini氏とGiampalo Bendini氏によってデザインされたモデルですが、その翌年に(今回2月6日のフランス・パリにて開催されるRM Sothebysオークションにて出品される)軽量モデル「EB110 SS(Super Sport)」へと引き継がれました。
製造台数は、マクラーレンの3シートハイパーカー「F1」よりも更に希少となる30台のみ。

「EB110 SS」は、従来モデルをベースに排気量3.5L V型12気筒クワッドターボエンジンを搭載し、ECUセットアップとインジェクターの大型化、そしてエキゾーストシステムの向上により最高出力552hp→610hpへと向上。車体重量は150kgも軽量化された1,400kgを実現しています。
パフォーマンス性としては、0-100km/hの加速時間が3.2秒、最高時速は355km/hと当時としてはとんでもない加速性能を誇りました。

日本人オーナーも所有していた貴重な1台

なお、今回オークションに出品されるシルバーの個体は、1994年にドイツのオーナーに納車された後、日本人オーナーが購入・納車→売却、3人目はスイスのオーナーが所有する流れとなりました。
所有数はそこそこですが、走行距離は僅か916kmと非常に少ないです。

今さらながらですが、足元のホイールってBBS製センターロック式シングル7スポークホイールだったんですね。

ちなみに、オークションで予想落札価格は一切不明ですが、最低でも1億円を超えることは間違いないと思われます。

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Reference:CARSCOOPS