何コレカッコいい!世界で一番最初&1台のみとなるラリーカー仕様のランチア新型「ストラトス」がオークションに登場。予想落札価格は約1.1億円

2020-05-27

~まさか早くもラリー仕様の新型「ストラトス」がオークション出品されるとは~

つい先日、Manifattura Automobili Torino(MAT)が開発したフェラーリのハイパフォーマンスモデル「430スクーデリア(Ferrari 430 Scuderia)」をベースにした新型「ランチア・ストラトス(Lancia New Stratos)」がBonhamsオークションにて出品されています。

このモデルは、昨年のスイス・ジュネーブモーターショー2019でも特別に公開された昔ながらのレトロチックなラリーカー風デザインで、ホワイト・レッド・グリーンのアリタリアカラーに仕上げられ、鮮やかなイエローホイール、フロントグリル上には4つの大型ドライビングライトを装備しています。

シャシーナンバーはZFFKZ64B000166472で、世界限定25台のうち1台目に製造された個体であり、更に世界で一台しか存在しない非常に希少なラリー仕様とのことです。


~こうして改めて見ると、ベースモデルがフェラーリ「430スクーデリア」とは到底思えない~

ラリー風の新型「ストラトス」には、イエローのヘッドライトハウジングとマッドフラップも装備されていることから、昔登場したラリー仕様の「ストラトス」を想起させるような懐かしいデザインとなっていますね。
更にフロント・リヤのカウルがオープンとなった姿はダイナミックで、ランボルギーニ「ミウラ」のようなレトロチックさもあります。

先述の通り、モデルベースはフェラーリ「430スクーデリア」のプラットフォームとエンジンを流用していて、ホイールベースは200mm短く設計されていることもあり、車体重量は50kg軽量化されているそうです。
※こうした置換え作業には約6,370万円の工賃が掛かると言われています

パワートレインは、排気量4.3L V型8気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力510ps→550psを発揮するとのことで、8年前に製造されたプロトタイプモデルの「ストラトス」よりもパワーアップ。
当初ドイツのオーナーに納車されたときには、走行距離は約30,000kmだったそうですが、今回オークション出品時には更に3,000km増えているとのこと。

なお、このモデルの予想落札価格は約8,500万円~約1.1億円と言われています。

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Reference:Bonhams