フルモデルチェンジ版・欧州市場向けの三菱・新型「アウトランダーPHEV」は本気でトヨタ新型「RAV4プライム」を潰しにかかる?バッテリのみでの航続可能距離は2倍に?!

2020-05-27

~明らかにトヨタ新型「RAV4 Prime」を意識したスペックに仕上げてくると思う~

2020年夏ごろに登場すると噂されている三菱のフルモデルチェンジ版・新型「アウトランダーPHEV(Mitsubishi Outlander PHEV)」ですが、このモデルに関して同社は、「より大きなエンジンと、より大きなリチウムイオンバッテリーパックを搭載する」とスイス・ジュネーブモーターショー2018にて発表していましたが、どうやらこの情報が濃厚になっているとのこと。


~バッテリだけでの航続可能距離は約2倍の69kmを実現する?!~

海外の自動車ニュースサイトAutoGuide.comによると、新型「アウトランダーPHEV」は2021年モデルとして登場し、更にはアップグレード版となる排気量2.4L 直列4気筒エンジンを搭載することで、エンジン出力は126hpを発揮。

そして、2基の電動モータを採用することでモータ出力93hpを発揮するとのことですが、ここに12.0kWだったバッテリパックを13.8kWへと大きくアップグレードし、更に航続可能距離も35km→69kmへと2倍近く向上したスペックに進化すると言われています(ただし、このスペックはあくまで欧州市場向けとのことですが、日本仕様は既に65kmの航続距離を実現しているので何とも引っかかる内容ではある)。

スペックだけを見ていくと、2020年夏ごろに登場予定となっているトヨタ新型PHEV SUV「RAV4プライム」を意識した内容になっていることがわかります。

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~プラットフォームやデザインは日産との共同開発によってスポーティ仕様に?~

プラットフォームについては、こちらも2020年内もしくは2021年初め頃に登場すると噂の日産・新型「エクストレイル(Nissan X-Trail)」と共有化される?と言われており、ボディの剛性向上や軽量化、サイズアップ、そしてデザインは「エンゲルベルクツアラー・コンセプト」のようなアグレッシブなデザインになると言われていることから、現行モデルから大幅な変更が施されることが期待されています。

~国内某メディアの情報も改めておさらいしておこう~

そしてここからは、前回の記事同様に自動車情報誌ベストカーの予想内容となりますが、主要諸元については日産の新型「エクストレイル」と同じ新世代プラットフォームを採用することで、全長4,700mm×全幅1,810mm×全高1,730mm、ホイールベース2,700mmと、現行モデルに比べて+5mm/+10mm/+20mm/+30mmと全体的にサイズアップとなり、しかし車体重量についてはG Plus Package/Gグレードと同じ1,900kgをキープすると予想されています。

パワートレインについてですが、まずプラグインハイブリッドモデルについては、三菱独自となる排気量2.4L 直列4気筒エンジン+電気モータを組み合わせることで、最高出力130ps+電気モータ(前)82ps+〃(後ろ)95ps/最大トルク199Nmを発揮するとのこと。
そしてPHEVモデル以外にも、排気量2.0L/2.4Lのガソリンエンジンもラインナップされる可能性が高いとのことで、この辺りは予算や用途との絡みも含めて、購入時に頭を抱えそうなポイントかもしれません。

最後に価格帯についてですが、ベストカー予想では530万円~と中々に高額。
現行モデルが3,939,100~5,294,300円にて販売されているだけに、ほぼほぼ最上位グレードと同じ価格帯に設定されていますね。
ちなみに新型「RAV4プライム」は、約500万円ほどにて販売してくると予想しているものの、そう考えるとベストカーの考えもあながち遠くないのかもしれません。

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Reference:motor1.com