ブラバスがメルセデスベンツ「AMG G63」をベースにした過激カスタムモデル「Brabus 800 Adventure XLP」を発表。その名の通り800馬力発揮で、0-100km/h加速は僅か4.8秒

2020-05-27

~ブラバスはとにかく規格外のパワーとラグジュアリーを強化したモデルを発表してくる~

メルセデスベンツを専門とする過激チューナーでお馴染みのブラバス(Brabus)が、ハイパフォーマンスクロカンモデル「AMG G63」をベースにした過激カスタムモデル「ブラバス800アドヴェンチャーXLP(Brabus 800 Adventure XLP)」を世界初公開しました。

今回発表された「Brabus 800 Adventure XLP」は、外観や車軸の全面的な見直し、更には従来搭載される排気量4.0L V型8気筒ツインターボエンジンはそのままに、ECUセットアップ等により最高出力800ps/最大トルク1,000Nmへと大幅向上するほどパワフル&トルクモリモリ仕様のハイパフォーマンスピックアップSUVモデルとなります。


~ホイールベースや全長が延長されていても剛性やパフォーマンスはキープ~

もちろん、ただ単純にパワフルなだけでなく、直線性のパフォーマンスとしては0-100km/hの加速時間が僅か4.8秒、最高時速は210km/hまでで制限されているもののオフロード走行での充実した走りに加え、22インチのオールテレーンタイヤ装着により走破性とグリップ性能を強化しているとのこと。

スタイル面においても、ピックアップトラック用に改良が加えられ、ホイールベースを500mm延長することで全長は5,310mmとかなりロングとなり、スペアホイールが装着されていなくても従来よりも689mmも長くなっていますが、これによるねじれ剛性は低下されず、高いパフォーマンスがキープされているとのこと。

なお新たに設けられた荷室についてはスチールが採用され、ベッドサイドは重量を抑えるためにカーボンファイバ素材を採用(なぜか荷室にはドローンが置かれているという謎)。
リヤウィンドウも新しくなり、熱線も装備されているので、冬場などの凍結には十分重宝されるのではないかと思います。

あとはオフロードモデルらしくフロントにウィンチが組み込まれて攻撃力を向上。
ルーフの荷物棚も準備されていて、アウトドアなどにはたくさんの荷物用のボックスを載せることもできるので非常に便利。

また足回りにおいては、490mmの最低地上高も確保されているカスタムサスペンションをインストール。オフロード走行ではあらゆる地形にてフレキシブルな走りを提供できるのではないかと思います。
あとはオーバーフェンダーがカーボンファイバ素材に置き換えられていますね。これをプロテクターパーツとして活用するのは気が引けます…

~インテリアは超ラグジュアリー仕様に~

インテリアは外観に反して非常に豪華。
バーンドオークと呼ばれるダークブラウンのレザーを採用し、シートやドアパネルの中央にはダイヤモンド型のキルティングが施されていますね。
ちなみにヘッドライナーはブラックのアルカンターラを採用する等、品質面に加えてラグジュアリー性も大きく向上しています。

このモデルは、3月3日より開催のスイス・ジュネーブモーターショー2020でも出展される予定で、その価格帯は約6,950万円と超高額(ランボルギーニ「アヴェンタドールSVJ(Lamborghini Aventador SVJ)」が購入できる程…)。
オフロードにも適しながら、パワフル且つラグジュアリーを極めたピックアップ&SUVモデルとしてはかなり贅沢な一台ですが、おそらく中東などでは非常に愛される一台ではないかと思いますね。

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Reference:CARSCOOPS