サウジアラビア王族が所有していたランボルギーニ・ミウラ P400SVが中古車市場に登場!走行距離は5,760kmでフルレストア済み…価格は約4.5億円【動画有】

ここまで程度の良いミウラSVはかなり珍しい

元中日ドラゴンズのエースピッチャーを務めた山本昌さんも所有しているランボルギーニ・ミウラ P400SV(Lamborghini Miura P400SV)ですが、この希少な個体が海外の中古車市場にて販売されています。

今回販売されている個体は、世界限定150台のみ製造された非常に希少な個体で、元々はサウジアラビア王族が1972年に購入した一台と言われています。

外観を見てもお分かりの通り、ボディカラーはかなり渋いグレー系(Grigio Metallizzato)で、フロント部分にはカナードが設けられた非常にスポーティなデザインとなっています。


実はフルレストアされた新品同様の一台

実はこのモデル、2000年代初頭には僅か走行距離3,000kmと短い距離のままサウジアラビア王族が売却し、2005年にアメリカ人オーナーによって購入されました。

アメリカ人オーナー購入後、外観やインテリアの状態はそこまで良いものではなかったため、2007年にはボブリフモーターカーズにてフルレストアが行われ、ボディカラーやインテリアのオレンジも完全復活し、まるで新車のような輝きに。

その後、この個体は2010年に売却され、イギリスのスーパーカーコレクターでお馴染みとなるジョー・マカリ・クラシックス氏が購入。

温度・湿度共に徹底的に管理されたガレージにて長期間保管されていたそうで、目立つような汚れなどは一切無し。

そのため、内外装のコンディションは抜群で、全くと言って良いほどに傷の無い極上の一台に。

オレンジのフルレザーシートやトリム部分も完璧。

V型12気筒自然吸気エンジンも当時の美しさを保ったままのような状態ですし、このむき出しのエンジンが、現代のスーパーカーはもちろんのこと、スポーツカーでも見られない魅力ポイント。

前後のカウルがオープンしたときの姿ももちろん圧巻です。

走行距離は6,000km未満とほぼ新車レベル

運転席周りも美しく、ブラックとオレンジのバイカラーレザーが全く傷ついていません。

そして走行距離は、僅か5,758kmしか走られていません。

気になるこのモデルの中古車販売価格は3,174,099ドル(日本円換算で約4.5億円)とのことで、世界限定63台のみ販売されたシアンFKP37や、ブガッティ・シロン(Bugatti Chiron)が購入できるほどの超高額モデルですが、SVともなれば今後も更に高騰する個体でしょうし、今はまだ安価に購入できるモデルなのかもしれません。

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