史上初?有名なカーコレクターがアメリカ・カリフォルニア州立大学に15台(約11億円相当)の超希少モデルを寄贈。ランボルギーニ「ミウラ」等の億超えモデルも多数【動画有】
~大学に約11億円相当のクラシックカーが寄贈されたのは世界でも初?~
大学などに特別な寄付がある場合、通常は現金などが提供されることが多いとのことですが、アメリカ・カリフォルニア州立大学フラートン校では、約11億円相当にも及ぶ超希少な15台のスーパーカー/クラシックカーなどが寄贈されたそうです。
海外の自動車ニュースサイトCARSCOOPSによると、今回15台のスペシャルカーコレクションを寄贈したのは、世界的に有名なカーコレクターであるニコラス氏とリー・ベゴビッチ氏の2名であるとのこと。
~一体どのようなクラシックカーなどが寄贈されたのかを見ていこう~
リー・ベゴビッチ氏は、航空機製造会社でお馴染みヒューズ・エアクラフト(Hughes Aircraft)の地上システムグループ副社長を務める重役で、1950年代初頭よりスポーツカーを集めるようになったとのこと。
彼は、長年にわたってかなりの台数のスーパーカー/スポーツカー/クラシックカーを集め、そのほとんどが新車にて購入したものばかり。
ちなみに、今回大学に寄贈された個体を確認していくと、何とも珍しいペガソ「Z-120クーペ/Z-120カブリオレ」が含まれており、これらは僅か84台しか製造されていない非常に希少なモデルとなります。
パワートレインは、排気量2.8L V型8気筒エンジンを搭載し、最高出力170ps/最大トルク216Nmを発揮。
トランスミッションは5速MTのみで、0-100km/hの加速時間は8.5秒にて到達します。
このほかにも、1952年式のタルボット(タルボと呼ばれる)「ラーゴ・グランドスポーツ」や、1952年式のジャガー「XK-120」、1956年式のポルシェ「スピードスター1600スーパー」、1956年式のメルセデスベンツ「300SLガルウィング」、1964年式のアルファロメオ「ジュリエッタ・スプリント・スペチアーレ」、1964年式のポルシェ「904GTS」といった超希少モデルたちも寄贈されています。
スーパースポーツカーにおいては、1969年式のランボルギーニ「ミウラ」や1973年式のデ・トマソ「パンテーラ」、1974年式のマセラティ「ボーラ」、1975年式のフェラーリ「ディーノ208GT4」、1962年式のシボレー「コルベア・モンツァ・スパイダー」と1970年式の「カマロSS」も寄贈されていますね。
~なぜこれだけの高額なクラシックカーなどが寄贈されたのか?~
なお、今回寄贈されたモデル達は、Cal State Fullerton Philanthropic Foundationによって競売にかけられる予定で、売却後の収益金は大学の重力波研究サポート費用に使用されるとのこと。
最先端の研究室を構築するため、リー・ベゴビッチ氏は「学生と教員が重力波の将来の開発者となれるようにバックアップするだけだ。私がお送りした車たちが何かの役に立てるならそれだけで嬉しい」と語っています。
なお大学側は、研究開発費用以外にも、工学部での学際研究や新しいコースと選択科目、学生プロジェクト、早期キャリアなどにも積極的に利用していくとのことです。
【Nicholas Begovich Explains Why He’s Donating A $10 Million Car Collection To CSUF】
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Reference:CARSCOOPS