これは凄い!約40年間納屋にて放置されていたジャガー「Eタイプ(E-Type)」がレストアにて復活!その姿は新車当時の美しいままに

2021-08-01

~今後もレストアビジネスは更に加速しそうだ!~

イングランド南西部にある納屋にて、1964年式のジャガー「Eタイプ・シリーズ1 3.8 FHC(Jaguar E-Type Series1 3.8 FHC)」が発見されたとのこと。
実はこのモデル、1979年から約40年間一切動かされずに納屋にて眠っていた個体とのことですが、どういったことがきっかけで納屋から発見されたのかは不明。

そして今回、ボロボロの状態にて発見された「Eタイプ・シリーズ1 3.8 FHC」をレストアすべく、レストアビジネスをリードするスペシャリスト集団のEタイプUKが立ち上がり、新品同様の姿に変わった画像を公開しています。


~錆びだらけの外観がまさかここまで美しく仕上げられるとは…~

今回のレストアの流れとしては、約3日間に渡るサンドブラストでのストリップダウンを行った後、完全に腐食してしまった部分をピンポイントにて交換していきながら、再利用できる部分を最大限に活かしてレストア作業を行っていきます。

内装もかなり深いところまで錆びているのがわかりますね。
これを新品同様にしていくのはかなりの時間と労力が必要になります。

もちろん、ボディだけでなくプラットフォームや骨格部分も全て手を付けていくことになるわけですが、従来のままだと耐久性に大きく影響するかもしれないとのことで、補強材を加味しながら完成に近づけていきます。

徐々にその姿が美しいものに仕上がっているのがわかりますね。
この後は、車両全体をクリーニングしつつ、スキミングし、ブロックのサンディングを行っていきます。

ボディカラーは、当時の美しいブルーカラーとオパールセントシルバーブルーに塗装され、更に内装は全く新しいオックスブラッドレッドレザーが張られます。
ステアリングやオーナメントパネル、更にはセンターシフトノブとシフトブーツも、当時の新品の状態へと再現されていてとても美しいですね。

エンジンもまぁ美しいこと!
パワートレインは排気量3.8L XK6エンジンを搭載し、ハイリフトカムやバランスの取れた軽量化されたクランク、最新のシーリングやトランスミッション、そして冷却効果を高めるアルミニウムラジエーターとヘッダータンクも装備され、高いパフォーマンスを発揮できる状態に仕上げられています。

そしてこちらが実際にレストアにて仕上げられた「Eタイプ・シリーズ1 3.8 FHC」。
当時の新車のままと言わんばかりの美しさで、細部まで一切抜かりもなく、塗装も隅々まで美しく仕上げられています。

こちらがビフォーアフターの画像。
左側が発見された当時の画像で、右側がレストア後となりますが、グリルフレーム周りにはレッドのアクセントが追加され、より現代チックに仕上げられていますね。
なお、これだけのレストア作業を行っての価格帯については明らかにされていませんが、もしかしたら中古スーパーカーが一台購入できるレベルの金額なのかもしれません。

☆★☆レストア関連記事4選はコチラ!☆★☆

Reference:motor1.com