スズキ「ジムニー」を競合とし、”走る化石”とも言われたラーダ「ニーヴァ」の過激カスタムモデルが販売中。ハミタイ上等のゴリゴリオフロード仕様で価格は約50万円から

2020-05-27

~意外にもアメリカでは市販化されていない希少モデルのようだ~

ロシアのオフロードクロカンモデル・ラーダ「ニーヴァ(Lada Niva)」が中古車オークションサイトCopartにて販売されています。
「ニーヴァ」といえば、1977年より発売スタートするも約40年間一度もフルモデルチェンジせず現役のままで販売が継続され、2019年末にようやくビッグマイナーチェンジを果たした”走る化石”とも呼ばれる一台ですが、今回販売されている個体は1981年式の旧型で、ゴリゴリのオフロード仕様にカスタムされた珍しい一台となっています。

しかもこのモデル、アメリカ市場では市販化されていないため、基本的には並行でしか入手できないとのことですが、非常に珍しい個体だからなのか、それなりにアメリカ市場では注目度が高まっているのも面白いところです。


~その見た目は「ジムニー」や「ラングラー」を挑発するようなアグレッシブカスタムに~

早速カスタム仕様の「ニーヴァ」を見ていくと、外観で見てもお分かりの通り、足元にはゴリゴリのオフロードタイヤ・アルミホイールが装着され、社外製オーバーフェンダーを装着しても更にハミタイとなるオラオラ仕様。
フロントエンドにはウインチが装着され、いかにもこれからオフロード走行を楽しむために作られたカスタム内容になっていますが、前オーナーがどういった使い方をしたかは一切不明。

ただ、走行距離は10,958マイル(17,635km)とそれなりに走られているので、恐らくは舗装されていない道や林道なども走破しているのではないかと思われます(39年前の個体が2万kmも走られていないのも凄いことですが…)。

~内装はエレガント仕様にカスタム~

フロントシートはこんな感じ。
パット見るとフルレザーシートに張り替えられているのがわかりますし、内装もかなりキレイな状態を保っていますね。
シフトも凄いことになってる…一応4速MT仕様で、3つのディファレンシャルを備えたフルタイム4WDモデルとなります。

後席もフルレザーのベンチシートタイプですが、これといった劣化等も無く、足元のマットも泥や砂等で汚れないように広範囲に敷かれていますね。

トランクルームはこんな感じ。
以外にもテールゲートからトランクマットまでに深さがあるんですね。

気になるパワートレインは、排気量1.6L 直列4気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力76hp/最大トルク126Nmを発揮。
エンジンチューニングなどは施されておらず、あくまでも外観メインでインテリアも少しだけカスタムしている感じですね。

気になる現在の入札価格ですが、4月14日現在で約50万円とそこまで高くなく、しかしどこまでその入札価格を高めていくかは全くの不明。
日本市場の中古車サイト・カーセンサーでは約300万円ほどで販売されていますが、さすがにそこまでの価格までは伸びないでしょうね。

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Reference:Copart