マクラーレン「F1」のデザイナーが設計したヤマハ・スポーツモデルの特許画像が明らかに。リヤテールはマツダ新型「RX-Vision」風?

2020-05-27

~「スポーツ・ライド・コンセプト」のインパクトがあまりにも大きかっただけに…~

ヤマハは以前、2013年に登場した「MOTIV.eコンセプト」のブラッシュアップモデルとして、新たなスポーツカープロジェクトとなる「スポーツ・ライド・コンセプト(Yamaha Sport Ride Concept)」を世界初公開。
若干トヨタ「FT-1コンセプト(後のGRスープラ)」のようなアグレッシブなスタイルに加え、何とマクラーレン「F1」のデザイナを担当したゴードン・マレー氏が設計したとして、iStream製造プロセスに基づいているため、その車体重量は僅か750kgというライトウェイトな仕上がりでした。

ただ、その期待の星ともいえる「スポーツ・ライド・コンセプト」の製造計画が叶わなずに打ち切りとなったわけですが、今回そのモデルとは異なるデザイン性を持つ新たな特許画像が公開されています。
今回公開されている個体は、「スポーツ・ライド・コンセプト」がモチーフとなった、いわば”量産車種”というイメージで、ブラッシュアップどころか…かなりシンプルになってしまった印象が強いですね。


~ただしこのスタイリングで市販化されるかは不明~

フロントデザインはこんな感じ。
フロントヘッドライトハウジングが設けられ、コンセプトモデルにて公開されてエッジの効いたものとは大きくかけ離れたものになっています。

サイドのスタイリングも同様ですね。
ボディスタイルとしては2ドアスポーツクーペで、エンジンは搭載されていないものの、リヤミドシップを想起させるレイアウト。
なお、この特許画像にて搭載されるパワートレインの詳細は明かになっていないものの、システム総出力274psを発揮するそうです。

リヤテールランプはマツダ「RX-Vision Concept」風?

リヤエンドはこんな感じ。
リヤテールランプとセンターガーニッシュのようなものがクロスするようなデザインは、どことなくマツダ「RX-Vision」を想起させるようなデザインで、固定式のトランクスポイラーも装備。
リヤマフラーは設けられておらず、フィン形状の深いディフューザーが設けられています。

これまで登場してきたヤマハのスポーツモデルは相当に期待値が高かっただけに、今回の特許画像は想像以上にコンセプトからかけ離れたシンプルな2ドアEVクーペに変更されていますが、果たしてこのモデルが市販化されるのかは一切不明。
もしかするとコンセプト止まりになるかもしれませんが、これをベースに更なるエクストリームな個体が登場することを期待したいところです。

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Reference:CARSCOOPS