一体いくらなの?!世界限定60台のみ販売のシロン・ピュール・スポールにマグネシウムホイールを採用。従来のアルミホイールよりも1本4kgの軽量化

2022-07-05

ブガッティとしては初のマグネシウムホイールを採用

ブガッティが世界限定60台のみ販売した、”世界最高速(トップスピード)”というファクタを完全に排除し、コーナリング性能に特化したハイパフォーマンススポーツモデル・シロン・ピュール・スポール(Bugatti Chiron Pur Sport)ですが、このモデルにて新たに採用された(オプションの)ホイールが大きな話題を呼んでいます。

ブガッティではこれまで、5穴式の大口径アルミホイールに特別なミシュラン製パイロットスポーツカップ2タイヤを採用してきましたが、今回は何と20インチの大口径マグネシウムホイールを装着しています。

一体どのようなホイールなのか、早速チェックしていきましょう。


複雑な加工に加え、従来のアルミホイールよりも1本辺り4kgも軽量化

シロン・ピュール・スポーツに採用されているマグネシウムホイールのデザインを見ていくと、シンプルなシングルスポークのように見えて、スポークの間に謎の横形状の加工が施されているのが確認できるかと思います。

この独特のホイール形状により、直線性だけでなくコーナリング時の空力特性を向上させる工夫が施されているのかもしれませんが、かなり加工工程が複雑そうなので、そのホイール価格も高額であることは容易に想像できそうです。

ちなみに、過去にヴェイロンに装着されていたタイヤ・アルミホイールセットのみがインターネットにて販売されていましたが、その価格が1,100万円という価格だったため、今回のマグネシウムホイールは更に上を行く価格帯かもしれませんね。

しかもマグネシウム製を採用しているので、従来シロンに装着されているアルミホイールよりも、1本辺り4kgの軽量化が施されているとのことなので、車体重量全体の軽量化やクイック性能にも特化したパーツなのかもしれません。

タイヤについては、ピュール・スポール用に特別に開発されたミシュラン製パイロットスポーツカップ2Rタイヤを最余水、グリップ性能とトータルパフォーマンスを向上しています。

その他にも、オプションにて”BUGATTI”のログアクセントが追加されたカーボンファイバ製巨大リヤウィングも取り付けられるそうです。

過激なグリーンカラーやインテリアもチェックしていこう

ちょっとホイールのデザインと素材に気をとられてしまいましたが、ボディカラーもかなり過激なグリーンカラーにブラックのアクセントを追加した2トーン仕様で、おそらくボディパネルはカラー付となるフルカーボンファイバを採用していると思われます。

インテリアは、極めてシンプルなブラックのフルレザーにホワイトのカラードステッチが縫合されたコンフォートシート。

オーナメントパネル系には、ブラックのアクセントが入ったアルミパーツやカーボンファイバが採用されていると思いますが、こういったところの細かな素材選びも可能で、オプション価格も相当に高額になると思われます。

なおシロン・ピュール・スポールの車両本体価格は約3.5億円からとのことですが、オプションも含めると4億~4.5億円になるのではないかと予想されます。

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Reference:motor1.com