フェラーリ・カリフォルニアを見てきた!フルノーマルながらも声優・今井麻美さん仕様に仕上げられた究極の痛(イタ)車で個性爆発!

2022-07-06

今思うと声優ラッピングのフェラーリは初めて拝見したかもしれない

期間は空いてしまいましたが、先日ランボルギーニやフェラーリオーナー様の取材をさせていただいた際、世界限定150台のみとなるガヤルド・スーパートロフェオ・ストラダーレ(Lamborghini Gallardo Supertrofeo Stradale)や458イタリア(Ferrari 458 Italia)も十分な存在感を放っていたのですが、その中でも異質なオーラを放っていたのがカリフォルニア(California)。

フェラーリのエントリーV8モデルということで、海外ではベイビーフェラーリとして普段使いされる優秀な一台でもありますが、そんな個体にド派手なラッピングを施しての登場です。

ラッピング以外はこれといったカスタムも無くフルノーマル仕様なのですが、やはりラッピングだけでも相当なインパクトがあり、オーナーは声優ファンということもあって、現在所有している日産GT-R R35(しかも1,000ps仕様に過激チューン済み)にも同ジャンルのラッピングを施していることから、かなり強いこだわりがあるのかもしれませんね。


ド派手に貼付された声優の正体は、あの大人気アニメも担当した今井麻美さん

ちなみにこちらがフロントフードに貼付された声優仕様の痛車ラッピング。

気になる声優さんですが、アイドルマスターシリーズの如月千早 役や、STEINS;GATEの牧瀬紅莉栖 役などを務めた今井麻美さんで、その個性の強さは他のスーパーカーを圧倒する程。

インパクトはもちろん有るモノの、フェラーリと声優ラッピングを組み合わせるという意外性もあってなのか、個人的にはそこまで違和感は無いと思ったり…双方の主張や個性が存分に発揮されたカスタムではないかと思います。

ちなみにこちらの痛車ラッピングは、痛車工房アトリエイルさんにて行われているそうで、フロントフードラッピングだけでなく、ガラスラッピングやカッティングシールも対応している実績と信頼の高い専門店。

こういったカスタムもイベントなどで活用されるため、需要も結構高いのではないかと思いますね。

実は優雅で実用性を高めたのがカリフォルニア

こちらはサイドのスタイリング。

エンジンはフロントマウントのため、ノーズが長くてリヤが少し短めなのですが、最もシンプルな2ドアオープンスタイルで、操作性もそこまで難しくない一台だと思います(街乗りも全く問題ない)。

おまけにフロントセクションの剛性強化によって30kg軽量化していることもあり、FRでありながらも大きくケツを振られることもなく、ハンドリングの応答性も高いのも特徴的ですね。

過去に何度か試乗させていただいたカリフォルニアですが、個人的に気になるポイントとしては、フロントマウントエンジンでありながら、ある程度の速度域に達するとフロントが少し浮き上がるような軽さがあるぐらいでしょうか。

乗り心地、そして街中や普段使いを意識して若干車高アップされた点は高評価なのですが、それ以上のハードな使い方をすると、この辺りはV8ミドシップやV12フラッグシップモデルと大きく差が出るポイントではないかと思います(後継のポルトフィーノではソレが大きく解消されている)。

こちらの個体は、関東のコーンズさんにて購入されたそうですが、コンディションや価格帯も十分にマッチしていたとのことで即買いしたそうです。

足もとのアルミホイールもスター形状のシンプルなシングル5スポークタイプで、ブレーキディスクもカーボンセラミックを採用。

レッドのブレーキキャリパもシンプルながらスポーティでカッコいいですね。

インテリアもノーマル仕様のブラウンカラーで、ダイヤモンドステッチが縫合されたフルレザーシートを採用。

ボディカラーと統一したカラーのレッドステッチも良いアクセントだと思います。

気になるパワートレインですが、、フェラーリとしては初となる排気量4.3L V型8気筒直噴ガソリンエンジンを搭載し、最高出力490ps/最大トルク495Nmを発揮。

トータルバランスの高いエントリーフェラーリということで、馴染みの中にちょっとした非現実的な声優ラッピングのスパイスが加味されたユニークな一台だと思います。

取材させていただけたオーナー様には心より感謝です。

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