3台で総額6,000万円以上!ランボルギーニ・ガヤルドSTS(スーパートロフェオ・ストラダーレ)とフェラーリ・458イタリア/カリフォルニアを見てきた!
よくよく見てみたらスーパーカー3台とも情熱的なレッドだった
さて、前回のフェラーリ458イタリア(Ferrari 458 Italia)の単独取材に引き続き、今回は3台の「赤いスーパーカー」をまとめて取材させていただくことに。
まさか一挙にこれだけのスーパーカーが集まるとは思わず、今回の取材に協力して頂いた3組のオーナー様には心より感謝するばかりです。
今回は3台一挙まとめてのダイジェスト公開となりますが、後日各モデルの単独インプレッション記事を公開していきたいと思います。
ランボルギーニ・ガヤルド・スーパートロフェオ・ストラダーレ
まずはこちらの”赤い闘牛”から。
ランボルギーニが2011年のイタリア統一150周年にちなんで世界限定150台のみ販売したガヤルド・スーパートロフェオ・ストラダーレ(Lamborghini Gallardo Supertrofeo Stradale)。
日本市場には僅か10%となる15台しか割り振られなかった個体で、ボディカラーもレッドとブラックの2色しか設定されていないとのこと。
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その見た目はかなりアグレッシブで、特にフロントインテーク周りのブラックのパーツが大口化されたことにより、ワイド&ローが強調されて更に”Supertrofeo Stradale”のアクセントペイントもオシャレ。
レーシングモデルをモチーフにした公道仕様ということもあってか、トップルーフにはカーボンファイバが採用され、足回りのカーボンセラミックブレーキや軽量ホイールが装備されたことで、従来モデルよりも70kgも軽量化に成功。
おまけに排気量5.2L V型10気筒自然吸気エンジンはそのままに、エンジン出力は570psにまで向上し、最大トルクも540Nmを発揮します。
インテリアも過激さが増し、ダッシュボードやステアリング(12時部分にレッドストライプ付き)、そしてフルバケットシートにはフルアルカンターラを採用しています。
おまけにセンターコンソールもフルカーボン仕様となっていますが、四輪駆動モデルということもあってリヤからフロントにかけてプロペラシャフトを通しているため、必然的にセンターコンソール部は太くなってしまうのですが、この太さを可能な限り細い領域まで落とし込んでいるところは流石だと思いました。
この角度から見るガヤルドSTSもレーシングスタイルでクール。
過激な固定式リヤウィングを装着し、ワンメイクレースのスーパートロフェオ・チャンピオンシップにふさわしい一台だと思います。
フェラーリ・458イタリア
続いては”赤い跳ね馬Part1”を見ていきましょう。
フェラーリのV8ミドシップスーパースポーツモデル458イタリア(Ferrari 458 Italia)ですが、こちらのオーナー様は、前回単独で取材させていただいた生粋のレース好き。
数多くのスポーツカーを乗り継いだ先に導かれた答えが458イタリアだと思われますが、現在のところはフルノーマルということで、ゆくゆくはカスタムする予定との話も。
元々並行輸入モデルを購入したこともあって、そのエンジンのふけ上がりは日本仕様とは一味違っていますし、V8 NA最後の官能的なサウンドを体感できるのも458イタリアの貴重な部分。
リヤデザインもワイド&ロースタイルと魅力的で、センター3本出しというのも独特。
フィン形状付きのリヤディフューザーによる空気の逃げ方もそうですが、フェラーリのボディラインはよく計算されていて、ぱっと見で「空気がこんな感じで流れる」というのがわかるのもユニークなポイントだと思います。
フェラーリ・カリフォルニア
そして最後の”赤い跳ね馬Part2”がフェラーリ・カリフォルニア(Ferrari California)。
オーナー様は、過去これまで30台ものスポーツカーなどを乗り継ぎ、更にはサーキット用のチューニングカーや、映画ワイルド・スピードにてハンが乗っていたヴェイルサイド仕様のマツダRX-7(FD3S)を所有するほどの車好き。
V8 NAを搭載するエントリーフェラーリですが、その優雅なGTスタイルと柔らかいフロントフェイス以上に圧倒されるのがフロントフード。
クルマ以外にも声優ファンということもあって、好みの声優さんのプリンターラッピングを施す程。
自身でも「痛車仕様のイタ車」と豪語するほどですが、ぱっと見で普通のフェラーリではないことも良く分かります。
ちょっとした宣伝カーに見えなくもないですが、唯一無二のフェラーリではないかと思います。
フロントフードのラッピング以外はノーマル仕様ですが、改めてオープン仕様のフェラーリは美しく、加えてリヤバンパーの張り出しとボリューム感も魅力的ですね。
やっぱりスーパーカー取材は楽しい
取材時間としては概ね2時間程でしたが、雑談等していたらあっという間の時間でした。
皆さんの車に対する情熱や愛情も伝わってきますし、また時間ができた際に別の場所にて更にスーパーカーの台数を増やして取材させていただきたいところです。
改めてではありますが、今回取材にご協力いただきました3組のオーナー様には心より御礼申し上げます。