【やっぱスバル凄い…】世界限定500台のみとなるスバルの特別仕様車WRX S4 STI Sport#が僅か2週間にて完売!但しここから別の不安も…

2022-07-07

昨今の諸事情の影響でこんなに早く完売するとは思わなかった

2020年5月26日、スバルの現行WRXシリーズ最後となるWRX S4 STI Sport#を日本限定500台のみ販売すると発表・先行予約を受け付けていましたが、何とこのモデルが僅か2週間にて完売していたことが、スバル公式Twitterにて明らかとなりました。

今回スバルが発表したモデルは、EJ20エンジンを搭載する最後の特別仕様車WRX STI EJ20 Final Edition(555台のみ)に続く個体で、次期S4に次ぐ最後の現行モデルでもあったわけですが、昨今の諸事情によりクルマが売れなくなっているなか、正直WRX S4 STI Sport#に関しては、完売するまで1か月以上はかかると予想していたものの、まさか僅か2週間にて完売してしまうとは…改めてスバルの限定モデルの人気の高さを思い知った次第です。


WRX S4 STI Sport#の装備内容をおさらいしていこう

ちなみにこのWRX S4 STI Sport#は、スバルがラインナップするWRXの中でもEJ20の次に速いセダンモデルであり、WRX STIと大きく異なるポイントとしては、トランスミッションがレヴォーグ(Levorg)と同じCVTであることや、排気量2.0L FA20型の水平対向4気筒直噴ターボエンジンを搭載していることでしょうか。

パッと見ではそこまで大きな外観の違いは無いように思えますが、今回の特別仕様車の大きな特徴は、S208を想起させるアグレッシブなフロントアンダースポイラーや、ブラックで引き締められたフロントグリルが採用されているため、従来のS4とは意外と大きく異なる部分も多くなっています。

そのため、スポーツ4ドアセダンらしい引き締まったボディラインに加え、フロントダクトフードやスタイリッシュなフロントヘッドライトはそのままに、ブラックで引き締まったフロントグリル(レッドのSTIバッジ付き)やフロントアンダースポイラー、そしてサイドに張り出したフロントウィングレットを装備し、フロントインテークのメッシュ部分にもアクセントが追加されているため、こういったアクティブなところは限定モデルだからこそ実現できたのだと思います。

あとはフロントフェンダー付近やリヤフェンダー付近にも、特別な空力パーツを追加することで、空冷効率を向上しているの大きなポイントです。

リヤデザインはこんな感じ。

スタンダードモデルとは異なり、かなり過激な両サイド2本出しとなるクワッドエキゾーストパイプをインストールし、フィン形状付きのリヤディフューザー、そしてブラックのアクセントとなるトランクスポイラーも追加装備されていますね(残念ながらリヤウィングは装備されていない模様)。

パワートレインやボディカラー、価格は?

ちなみにSTIロゴ付きとなる低背圧パフォーマンスマフラーをインストールすることで、エンジンの吹きあがりと水平対向独特のエキゾーストサウンドをダイナミックに表現しています。

これにより、加速中のエンジントルクを最大10%向上させているとのことです。

気になるパワートレインですが、先述の通り排気量2.0L FA20型の水平対向4気筒直噴ターボエンジンを搭載するものの具体的なスペックは公表されておらず、しかしエンジントルクを最大10%向上させているということは、最大トルク447Nmを発揮することが期待されています(エンジン出力はおそらく300psを発揮)。

ボディカラーラインナップとしては、特別設定色のセラミックホワイトを含む、アイスシルバー・メタリックやクリスタルブラック・シリカ、そしてWRブルー・パールの全4色をラインナップ。

車両本体価格としては4,741,000円となっていますが、オプションや諸費用を含めたら500万円以上になることは確実でしょうね。

一番気になるのは”転売”

そしてこのモデルが完売したことで最も恐れているのが”転売”。

先日即完売したWRX STI EJ20 Final Editionも、納車されてすぐにインターネット中古車サイト・カーセンサーにて転売されているので、恐らくこのモデルも納車後すぐに転売されるのではないかと思われます。

スバル関連記事