フルモデルチェンジ版・ホンダ新型ヴェゼルe:HEV PLaYは本当に”最上級”グレード?カーメディア「快適装備がひととおり揃っているのが特徴的な最上級グレード」

確かe:HEV PLaYは最上級ではなくデザイン性や遊び心重視の特別仕様車という扱いだったはずだが…

さてさて、2021年4月23日に発売されて以降、大きな注目を集めているホンダのフルモデルチェンジ版・新型ヴェゼル(Honda New Vezel)ですが、このモデルが発売されて3週間近くが経過したところで、改めて国内カーメディアのくるまのニュースが何とも興味深い記事を公開しています。

その記事タイトルというのが「ホンダ新型「ヴェゼルPLaY」の豪華仕様は350万円超えなるか!? フル装備仕様の価格はいくら?」というもので、中身はホンダの公式ホームページでも詳しくチェックできるようなセルフ見積もりを記事化しただけになり、恐らくは新型ヴェゼルに関するネタが底を尽きてしまったとして、このような記事が公開されたのではないかと推測されます。

ただその一方で最も気になっているのが、なぜくるまのニュースはe:HEV PLaYを”最上級”グレードと謳っているのか?ということ。

本当にe:HEV PLaYは最上級グレードなのか?主要装備内容のおさらいも兼ねてチェックしていきたいと思います。


e:HEV PLaYを最上級グレードと謳う理由はこうなっている

早速くるまのニュースが謳っている新型ヴェゼルe:HEV PLaYの最上級の定義について見ていきましょう。

【新型ヴェゼルe:HEV PLaYが最上級グレードと謳う項目】

①e:HEV PLaYは最上級グレードということもあって、多くの装備が標準装備

②Honda CONNECTディスプレイやETC2.0車載器、ハンズフリーアクセスパワーテールゲート、ワイヤレス充電器が標準装備

③快適装備がひととおり揃っているのが特徴

④トリコロールの差し色が入った内外装

⑤明るいグレージュの内装

⑥駆動方式はFF(前輪駆動)のみで、価格帯は3,298,900円(税込み)

⑦2トーンボディカラー

ざっとこんなところですが、この項目の中でも最も気になっているのが③の「快適装備がひととおり揃っている」というところ。

おそらく新型ヴェゼルを検討されている方で、e:HEV Z/e:HEV PLaYを比較された方々も同じような意見を持たれているかもしれませんが、実は快適装備で最も充実しているのはe:HEV PLaYではなくe:HEV Z。

おそらく価格帯だけでe:HEV PLaYを最上級グレードと謳っている?

価格帯では確かにe:HEV PLaYが最も高額になるため、価格帯だけを見たら「最上級グレード」と謳ってしまうのも何となく理解はできるものの、しかし「快適装備がひととおり揃っている」と記載してしまうと、快適性を重要視したe:HEV Zよりも豪華な印象を与えてしまう恐れがあるんですね。

実際のところ、e:HEV PLaYというグレードはe:HEV Zの上位変換ではなく、e:HEV Xをベースに一部の快適装備+デザイン性(遊び心)+専用装備が揃った特別仕様車のような一台になります。

e:HEV PLaYに無くて、e:HEV Zに有る装備内容とは?気になる続きは以下の次のページにてチェック!