「ブガッティ買収説」で何かと話題のリマック。唯一の市販モデルとなるコンセプト・ワンが中古市場にて販売中!世界限定8台のみ、価格は約1.7億円

リマックはあることがきっかけで大きな話題となったEV新興メーカー

クロアチアのEV新興メーカーでお馴染みリマック・アウトモビリより、僅か8台のみ販売された初のピュアEVハイパーカー・コンセプト・ワン(Rimac Concept One)が、Manhattan Motorcarsにて中古車として販売されています。

2017年6月、グランドツアーという番組にてスイスのヒルクライムイベントに登場したリチャード・ハモンド氏によって運転されたコンセプト・ワンですが、そのあまりにも高すぎるパワーを操作し切れずに崖下へと転落・破壊してしまったことでも有名。

そのため、僅か8台ながらもリチャード・ハモンド氏によって1台全損させてしまったため、この世に存在するのは僅か7台と非常に少なく、しかもこの番組の影響でリマックの知名度と技術力の認知度が爆発的に向上したのも事実であり、同氏が大事故を起こしたことで「あのとんでもないパワーを持ったモデルが欲しい!」と、放送終了後にまだ枠が残っていた3台ものコンセプト・ワンが売れたという話も有名ですね(たった3台で4億円以上の売上げ)。

今では後継モデルとなるコンセプト・トゥー(C_Two)の市販化が期待されていて、ピュアEVハイパーカーとして最強・最速の名を獲得する可能性も高いかもしれません。


今回販売されているコンセプト・ワンのスペックってそんなに凄いの?

少し話が逸れてしまいましたが、今回販売されているコンセプト・ワンは、新車での価格帯としては約1.4億円と非常に高額で、しかしそのスペックは各車輪に1基ずつ電気モーターが搭載され(合計4基)、システム総出力1,240ps/最大トルク1,600Nmを発揮し、0-100km/hの加速時間は2.6秒と当時のブガッティ・ヴェイロン(Bugatti Veyron)を圧倒するレベル。

更にこのモデルのトルク配分機能は、他のハイパーカーの基準とは大きく異なってポルシェ918スパイダーやラ・フェラーリ、ブガッティ・ヴェイロンが基準になっていると言われていますが、実際にはそれらを参考にしたのではなく反抗するために作り上げたということ。

中古市場にて販売されているコンセプト・ワンはブルーとゴールドの組み合わせ

上記のようなハイブリッド/大排気量ハイパーカーとはまた違う異様な存在感を持つコンセプト・ワンですが、今回の個体はリビエラブルーのボディカラーにコニャックゴールドのインテリアカラーにてまとめられているそうで、走行距離などの詳細な情報は一切不明。

ただ唯一分かっているのは価格帯で、新車販売価格1.4億円に対して+3,000万円アップの約1.7億円にて販売されているということ。

まだまだブランド力が低く、創業年数も11年と非常に浅いリマックですが、それでも+3,000万円の付加価値を付けての中古販売というのは凄いことで、今後その価値を伸ばしていくのかはわからないものの、昨今大きな話題となっているブガッティ買収説が事実となった場合、更にその価値を高めていくことは間違いないと思われます。

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Reference:ManhattanMotorcars