トヨタ新型アーバンクルーザーの実車が遂に世界初公開!スズキのOEMモデルながらも中々のオフロード気質、日本での発売の可能性は?

実車で見ると結構迫力が合って良いかもしれない

2020年9月23日にインド市場向けに発表・発売されたトヨタ新型アーバンクルーザー(Toyota New Urban Cruiser)ですが、いよいよ実車モデルがトヨタ・インディアディーラーにて世界初公開されました。

このモデルは、インド市場にて販売されるマルチスズキのコンパクトSUV・ビターラブレッツァ(Maruti Suzuki Vitara Brezza)をベースにしたOEM版で、製造も品質もスズキ製ということになりますが、トヨタのデザイン言語に沿った新しいフロントグリルとバンパーを持ち、価格帯としてもMTモデルが約120万円~約140万円、ATモデルが約140万円~約163万円での発売となります。


アーバンクルーザーは見た目の割に非常にコンパクト

ちなみにアーバンクルーザーは、インド市場においてスズキとトヨタのパートナーシップにより生まれた2台目の量産モデルとなりますが、記念すべき最初のモデルはグランツァ(Glanza)で、これはスズキ・バレーノ(Baleno)のOEMモデルでした。

グランツァとバレーノのデザイン面での大幅な差別化は特に無く、今回そういったデザイン面で差別化とトヨタブランドを強くした意識したモデルとなったのが新型アーバンクルーザーとなりますが、ボディサイズは全長3,995mm×全幅1,790mm×全高1,640mm、ホイールベース2,500mmと非常にコンパクトで、街中走行や駐車場問題に悩まされることもなく、実用性にも優れた一台となっています。

そのため、日本市場での販売も期待したかったところですが、サイズ感としてはトヨタ・ライズ(Toyota RAIZE)/ダイハツ・ロッキー(Daihatsu Rocky)に近いサイズ感で、新型ヤリスクロス(New Yaris Cross)よりもコンパクトなボディであることを考えると、その隙間を埋めるためのモデルとして登場するのはちょっと無理があると考えられ、したがって日本市場での販売はほぼ不可能ではないかと考えています(製造国もインドで税金も高いでしょうし…)。

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