これで4例目…西オーストラリアにてリコール対策済みのマクラーレン・セナがまたも発火・炎上!エンジン熱やオイル漏れの恐れも

マクラーレンは納車されたセナ全てを対象にリコール対策を実施済み

マクラーレンが世界限定500台のみ販売したアルティメットシリーズとなるマクラーレン・セナ(McLaren Senna)ですが、2020年11月15日に西オーストラリアにて開催されたクラシックカー&コーヒーイベントに参加したシャシーNo.252のセナが突如発火・炎上したとのこと。

火災原因は未だ明確になっていませんが、当時午前11時頃にパース郊外のビーチボロ辺りを走行中、エンジンルームから突如煙が発生。

しばらくしてエンジン内が一部炎上する事態となりましたが、すぐさま消防士などが駆けつけてきたため、火は消し止められ車体も黒焦げになることも無かったのですが現場は一時騒然とすることに。

けが人や他車を巻き込むような事故にまでは発展していませんが、残念なことにセナはディーラーへと入庫することになり、これから厳密な調査が進められることと思いますが、もしかするとリコール対策が不十分だった恐れもあるため、そうなるとオーストラリア向けに納車されたモデル含めて全世界のセナが再リコールとなるかもしれません。


過去発生した発火・炎上理由はこうなっている

ちなみに過去にセナを対象にしたリコール内容としては、エンジンハーネスの配策が不適切なため、エンジンハーネスとリンクパイプのヒートシールドが接触しているものがあるとのこと。

そのため、車両振動によりエンジンハーネスが損傷し、警告灯が点灯して、最悪の場合は走行中にエンスト…または、触媒が過熱されて火災に至るおそれがあるとのことなので、もしかするとこれが原因の可能性もあるかもしれませんし、また別の問題が発生しているのかもしれません。

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なおセナの火災発生・炎上は、今回の例も含めたら4例目となりますが、今回の例をきっかけにマクラーレンが再リコールの届け出を実施するのかも気になるところですね。

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ボディのオプションだけで5,000万円以上もする過激なセナ

ちなみに、今回西オーストラリアにて炎上のあったセナは、MSOグロスブラックカーボンにイエローのアクセントが入った非常に特殊な一台で、何とカーボンボディのオプション費用は約5,200万円と超高額。

この他にもフロントエアロブレードやフロントホイールアーチ後のエアロブレード、ペリメーターライン、ノーズブリッジサイド、ルーフスクープ、リヤウィングのアンダー部分にイエローのアクセントが追加されていますが、このカラーリングだけでも中古スーパーカーが購入できるレベル。

これを所有するオーナーさんですが、どうやらセナGTRやフェラーリ488ピスタ・スパイダー、ランボルギーニ・アヴェンタドールSVJといった希少なスーパーカー/ハイパーカー含む有名カーコレクターであることが明らかになっています。

 

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