日本国内にて「マクラーレン・セナ」やポルシェ「911カレラT」、ベントレー「コンチネンタルGT」等の少数リコール。「セナ」は日本市場で最低でも26台納車されていることが判明

2020-05-27

~リコール情報では意外と知らなかった事実も隠されていたり~

マクラーレンやポルシェ、ベントレー等、少数且つ希少なモデルたちにリコール。
国土交通省は、リコール台数が100台未満となるモデルを対象にまとめて公表していますが、中には火災発生のリスクが生じる不具合もあるとのことで、早速それらの内容を取り上げていきたいと思います。

まずは世界限定500台のみ販売されたアルティメットシリーズ「マクラーレン・セナ」。
既に海外などでは9月初め頃よりリコールを届けていたそうですが、日本市場でも少し遅れての公表となりましたね。

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なお、対象台数は僅か26台ながらも、既に日本市場では500台の内26台も納車されていることに驚き。
今後更にその台数を増やすことになると思いますが、その一方でも中古車市場でも徐々に登場しているので、やはり転売を目的に購入する人も多いようです。

ちなみに、「マクラーレン・セナ」のリコール内容と対象期間等は以下の通り。

[型式/車種名/輸入期間/対象台数]
ABA-P15S/「マクラーレン・セナ」/平成30年12月20日~令和元年6月27日/26台

[不具合の部位等]
エンジンハーネスの配策が不適切なため、エンジンハーネスとリンクパイプのヒートシールドが接触しているものがある。そのため、車両振動によりエンジンハーネスが損傷し、警告灯が点灯して、最悪の場合、走行中にエンストする、または、触媒が過熱されて火災に至るおそれがある。


~その他のリコール内容も確認していこう~

続いてはポルシェ「911」をベースとした軽量モデル「911カレラT」。
おそらくこのモデルのリコールは初めてではないかと思いますが、今回は僅か2台を対象とする、ドアスピーカーホールカバーの不具合のようですね。

ちなみに、ポルシェ「911カレラT」のリコール内容と対象期間等は以下の通り。

[型式/車種名/輸入期間/対象台数]
ABA-991J4/ポルシェ「911カレラT」/平成30年9月13日~平成30年9月18日/2台

[不具合の部位等]
ドアスピーカーホールカバーにおいて、製造時の部品リストが不適切なため、当該カバーが組み付けられていないものがある。
そのため、側面衝突時にドア内部のエアバッグセンサーが正しく作動せず、最悪の場合、サイドエアバッグが作動しないおそれがある。

最後はベントレー「コンチネンタルGT」。
こちらもかなり希少なモデルではありますが、日本には既に69台も納車されていたことが判明。
もちろん、ディーラ展示車も含まれていると思いますが、それでもこの台数は結構多いほうではないかと思いますね。

ちなみに、ベントレー「コンチネンタルGT」のリコール内容と対象期間等は以下の通り。

[型式/車種名/輸入期間/対象台数]
ABA-BCDDB/ベントレー「コンチネンタルGT」/平成30年8月18日~令和元年5月30日/69台

[不具合の部位等]
電動パワーステアリング装置において、電気配線の配策が不適切なため、当該配線がサスペンションフレームとアンダーパネルの間に挟まれているものがある。
そのため、走行時の振動等で被覆が削れ、サスペンションフレームに短絡することで警告灯が点灯し、ステアリングのアシスト機能が失われ、最悪の場合、火災に至るおそれがある。

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Reference:国土交通省