ランボルギーニ幹部「アヴェンタドールの後継にはハイブリッドモーターを使用する。ターボは避け、V型12気筒自然吸気エンジンを引き続き採用する」

やっぱりランボルギーニのフラッグシップモデルはV型12気筒自然吸気エンジンじゃなきゃ!

ランボルギーニのフラッグシップモデルで、2011年に登場してからもうすぐ10年が経過するアヴェンタドール(Lamborghini Aventador)。

既に後継モデルに関する様々な噂が広がっていますが、海外の自動車ニュースサイトCar&Driverが、ランボルギーニの最高技術責任者であるマウリツィオ・レッジャーニ氏にインタビューしたところ、次世代スーパーカーに関する詳細が一部明らかになったとのこと。

2021年以降に登場予定となっているアヴェンタドールの後継ですが、マウリツィオ・レッジャーニ氏によれば「V型12気筒エンジンはランボルギーニにとっての物語の重要な主役である」と語り、後継モデルにも引き続き提供していくことに加え、併せて燃費基準や排ガス基準の向上につなげるためにハイブリッドモーターを搭載するとことを明らかにしています。

しかもベースとなるV型12気筒エンジンは、敢えてターボチャージャーを搭載することなく自然吸気系で勝負。

自然吸気特有の低いトルクをカバーするため、モーターのアシスト力で弱点を埋めることで後継モデルとしての強みが最大限に活かされるとのことから、あの鼓膜がやられるような甲高いエキゾーストサウンドを後継モデルでも体感できることになりそう。


シアンのスーパーキャパシター技術とは大きく異なる”燃費も考慮した”ハイブリッドシステム

ちなみにハイブリッドシステムとして活用される電動モーターは、フロント部分にマウントされるとのことで、更には左右のトルクベクタリングを備える電動フロントアクスルを使用する可能性があり、ドライバーのトラクションとハンドリングを支援する特別なモデルへと進化すると説明。

どの程度パフォーマンスが向上してくるかは不明ですが、ランボルギーニが世界限定63台のみ販売したシアンFKP37(Sian FKP37)のような、スーパーキャパシター技術を用いるマイルドハイブリッドとは大きく異なり、圧倒的なモーター出力/トルク、そして環境にも配慮することで、速さに特化するだけでなく燃費も稼ぐ実用的な一台となることが期待できそう(燃費は微々たる向上に過ぎないかも?)。

アヴェンタドールを超えるデザインが登場するか?

パワートレインについては、これまで通り排気量6.5L V型12気筒自然吸気エンジンの可能性が高く、最高出力740ps/最大トルク690Nm以上であることは確かで、内燃機関で感じていたトルク不足を解消しつつ、ハイブリッドシステムを採用することで重量増は避けられないですが、もしかするとシステム出力800psを優に超えてくるスペックを持つかもしれません。

あとは内外装デザインだと思いますが、完成されたアヴェンタドールのデザインをしっかりと超え、既存のアヴェンタドールオーナーを唸らせるだけの超攻撃的なモデルが登場することを期待したいところです。

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Reference:CARSCOOPS