フルモデルチェンジ版・フォルクスワーゲン新型ゴルフ8が「2020年欧州で最も売れたクルマ」に。コロナ禍でも人気と勢いは圧倒的だったようだ

やはり新型ゴルフは欧州を代表するコンパクトカーだ

海外カーメディアCARSCOOPSより、2020年欧州市場にて最も売れたクルマが先代モデル含めフォルクスワーゲンのフルモデルチェンジ版・新型ゴルフ8(Volkswagen New Golf 8)だったことが明らかとなりました。

昨今の諸事情により経済状況が悪化し、一時は非常に厳しい中でのスタートとなりましたが、徐々に経済が回復してきたタイミングとなる2020年10月頃より、本格的に新型ゴルフ8が発売されたため、売上げも飛躍的に伸び、再びその地位を取り戻すことに(日本市場向けは2021年4月発売予定)。


欧州では驚異の30万台超え…ドイツだけで13万台超え

なお欧州全土での売り上げ台数は312,000台以上とのことで、その内ドイツが134,000台と約43%を占めるほど(一部Mk7の売り上げ台数も含まれている)。

やはり本国ドイツでの売り上げは圧倒的だと思いますが、これを日本市場に例えると2020年1月~12月で最も売れた乗用車となるトヨタ新型ヤリスシリーズ(ヤリス/ヤリスクロス/GRヤリス)の151,766台に匹敵するレベル。

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なお新型ゴルフ8が売れた要因として、フォルクスワーゲンCEOであるラルフ・ブランドスタッター氏によれば「前世代のサクセスアストリーをシームレスに継続していることや、多くの面で先進的な技術を取り入れていることが、売り上げアップにつながった」と説明。

先述にもある通り、コロナ禍での発売となったために2020年は我慢の年で終わってしまうか?などの見方もあったそうですが、そういった心配も特に無く圧倒的な人気でトップの座を獲得しました。

ゴルフは派生グレードが充実しているため、幅広い層からの支持もアツい

この他にも、新型ゴルフ8をベースにしたGTI/GTD/GTEといった派生グレードも登場したことが大きかったですし、何よりも電動化が進められている中で、2020年に売れたゴルフの約3分の1がハイブリッドモデルだったこともあり、今後更にその需要を伸ばしていくことは間違いないとのこと。

2021年は、いよいよハードコアシリーズの新型ゴルフRも登場予定となっていますが、こういった危機的状況の中でどれだけフォルクスワーゲンが結果を残してくれるのか注目したい所です。

なおこれは余談ですが、2020年最も売れたクルマがゴルフだったのに対し、2位は同社ティグアン(Tiguan)、3位はパサート(Passat)とフォルクスワーゲンがトップ3を独占したそうです。

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Reference:CARSCOOPS