本物そっくり!フェラーリF40のレプリカモデルが約260万円にて販売中。見た目の完成度はかなり高め、気になるベースモデルは一体何?

事故で大破してしまったF40でもここまで安くはならないと思う

フェラーリのスペチアーレモデルで、今もなお億越えの価格帯にて取引されるF40ですが、何とこのモデルが約260万円?にて販売されています。

「いや…F40で260万円はありえない。約2.6億円の間違いでは?」と思いがちですが、アメリカ・コロラド州デンバーのワールドワイド・ヴィンテージオートにて、本当に約260万円(24,900ドル)にて販売されています。

一体なぜこれほどの破格設定にて販売されているのか?早速チェックしていきましょう。


ガワはF40風、中身は全く別物のレプリカモデル

なぜここまで破格設定なのかというと、見た目は確かにフェラーリF40っぽく見えるのですが、ベースとなる中身はポンティアックの2ドアクーペ・フィエロ(Pontiac Fiero)なんですね。

ボディスタイルは確かに同じ2ドアクーペですが、フロントバンパーやリヤバンパー、サイドドア部分など、カスタムできるところは徹底的にカスタムしている印象で、ぱっと見ではフィエロとは思えないほどの完成度の高さ。

少し角度を変えてみるとこんな感じ。

この位置からだと「アレ?」ってなるかもしれないですね。

プロポーションやタイヤアルミホイールの入り込み、フロントヘッドライト位置が明らかにおかしいですし、何よりもF40の大きな特徴ともいえるリトラクタブルヘッドライト(格納式)が搭載されていないのも大きな違いでもあります。

リヤビューはこんな感じ。

リヤテールランプは片側2灯式で、リヤエキゾーストパイプはセンター3本出しと非常に似ていますが、若干テールパイプがはみ出ているのも気になるところ。

あとはリヤウィングも装着されていますが、本物はウィングのサイド部分に”F40”のエンボス加工が施されているものの、このモデルではそういった細かいところまでは上手くコピーされていないようです。

インテリアはほとんどフィエロ

内装はこんな感じ。

基本的にはフィエロのキャビンをそのまま流用していますが、大きく変化しているのはステアリングホイールが4本スポークに変更され、センター部分にプランシングホースのバッジが貼付されている位でしょうか。

改めてこうして見ると、内外装でのギャップがあまりにも大きく、F40のスパルタンでレーシーなインテリアがどれだけドライバーに躍動感を与えてくれるかが良くわかるかと思います。

気になるF40レプリカのパワートレインですが、意外にもフィガロのV6エンジンではなく、排気量3.8L V型8気筒エンジンを搭載し、トランスミッションは5速MT、駆動方式は後輪駆動(RWD)に設定。

走行距離は約908km(564マイル)と全く走られていませんが、これだけの完成度で約260万円ならかなり安く感じるかもしれないですね。

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Reference:WoldWideVintageAutos