遂に韓国も動いたか…現代自動車(ヒュンダイ)の上位ブランド・ジェネシスが、2021年末までにV型8気筒エンジンを完全廃止へ→次期G90はPHEVが濃厚に

いよいよ韓国の自動車メーカーも大排気量V型8気筒エンジンを廃止へ

韓国の大手自動車メーカーでお馴染み・現代自動車(ヒュンダイ/ヒョンデ)の上級ブランド・ジェネシスが、フラッグシップセダンG90に搭載される排気量5.0L V型8気筒自然吸気エンジンを2021年末限りで完全廃止にすることを発表しました。

ジェネシスによると、2021年末に2020年モデル・G90販売終了と共にV8エンジンが廃止となり、その後フルモデルチェンジ版・次期G90がデビューし、このモデルではGV80でも採用されている排気量3.5L V型6気筒ツインターボエンジンが搭載されることが決定しているとのこと。


V8エンジンも韓国市場では需要低迷

2020年モデルG90では、先述の通り排気量5.0L V型8気筒自然吸気エンジンが搭載され、最高出力414hp/最大トルク520Nmを発揮、トランスミッションは8速ATのみ、駆動方式は後輪駆動(FR)のみの設定となっています。

このエンジンが廃止となる理由は、やはり環境法規制によるものが大きく、韓国市場での大排気量エンジンの需要が大幅に低下していることも影響しているとのこと。

一方でダウンサイジングターボのV型6気筒ツインターボエンジンは、V8 NAに比べて排ガスを抑えるだけでなく、エンジン出力/トルクともに圧倒的なパワーを持ち、更に次期G90はプラグインハイブリッド(PHV)が設定されるともいわれています。

まだ詳細は明らかになっていないものの、既に開発車両もスパイショットされていて、競合モデルとなるメルセデスベンツ新型SクラスやBMW7シリーズ、アウディA8。レクサスLSに対抗するラグジュアリーセダンとして期待が高まっています。

そんな次期G90は2021年2月辺りから開発車両がスパイショットされている

過去に極寒の地にて目撃されている新型G90の開発車両ですが、Aピラーよりも上部にはカモフラージュは施されていないものの、フロントバンパー周りからサイドボディ、リヤバンパーにかけて分厚いカモフラージュにて偽装されているのが確認できます。

新型G90はジェネシスの現在のデザイン言語に共通化

改めて北欧州の豪雪地帯にてスパイショットされた新型G90の開発車両をチェックしていきましょう。

かなり分厚めのカモフラージュではあるものの、ジェネシスのデザイン言語であるクレストグリルが採用され、更にグリルパターンは他のモデル同様にダイヤモンド形状に。

ヘッドライトデザインについても、LEDデイタイムランニングライト含めてクワッドランプが標準装備されていて、ジェネシス独自の統一された表情になることは間違いなさそう(その一方で金太郎飴のような顔つきと揶揄されることも)。

新型G90のサイド・リヤビューはどうなっている?気になる続きは以下の次のページにてチェック!