(2022年)フルモデルチェンジ版・マセラティ新型グラントゥーリズモの開発車両を初スパイショット!フェラーリ新型プロサングエのテストカーも登場

いよいよ次期グラントゥーリズモも2021年内に内外装が明らかになりそうだ

マセラティの新世代スーパーカーMC20が発表・発売され、更にレヴァンテ(Maserati Levante)よりもコンパクトなSUVモデル・新型グレカーレ(Grecale)がデビュー予定など、マセラティも積極的に新モデル発売の準備が進められています。

そんななか、次期ピュアEV&2ドアクーペモデルとなるであろうフルモデルチェンジ版・新型グラントゥーリズモ(New Gran Turismo)の開発車両が初めてスパイショットされています。

早速どのようなエクステリアなのかチェックしていきましょう。


ボディはアルファロメオ・ジュリア・クアドリフォリオを流用

こちらが今回、初めてスパイショットされた新型グラントゥーリズモの開発車両。

ベースとなっているガワは、アルファロメオのハイパフォーマンスセダン・ジュリア・クアドリフォリオ(Alfaromeo New Giulia Quadrifoglio)で、ドア数も2ドアではなく4ドアとなっています。

これはあくまでもダミータイプなので、量産モデルでは大幅に変更されると思いますが、プラットフォームはジュリアにも流用されているジョルジョプラットフォームとは別物だと考えられ、パワートレインも次期グランカブリオ同様に100%電気自動車となることが決定しています。

真正面から見てみるとこんな感じ。

フロントエンドには逆三角形の盾形グリルが設けられ、ヘッドライトデザインやサイドインテークはそのままジュリア・クアドリフォリオですが、恐らく新型グラントゥーリズモではフロントグリルをほとんど設けないデザインになるのでは?との噂も浮上しています(エンジンの冷却は必要ないため)。

先代同様にロングノーズ・ショートデッキは健在?

そしてこちらはサイドビュー。

フロントノーズはロングで伸びやかですし、スタイリング的にはロングノーズ・ショートデッキスタイプの2ドアクーペに近く、それでいてホイールベースもとにかく長い!

更に足元にはシングルスポークの大口径ホイールが装着されていますが、新型ではアルミホイールなのか鍛造なのかは不明。

リヤビューはこんな感じ。

テールランプや両サイド斜め2本出しとなるクワッドエキゾーストパイプもジュリア・クアドリフォリオがベースとなっていますが、先述にもある通り次期グラントゥーリズモは100%ピュアEVとなるため、エキゾーストパイプはダミーになりますし、もしかしたらマフラーフィニッシャーやダミーパイプ自体も全く搭載しない可能性もありますね。

パワートレインはテスラ・モデルS Plaid同様の強力なトライモーターを採用か

気になる新型グラントゥーリズモのパワートレインですが、ブランド最新のFolgoreを搭載する予定で、フロントアクスルに1基、リヤに2基となるトライモーターレイアウトとなり、更にリヤモーターにはアクティブなトルクベクタリングを可能となる個別の出力及びトルクマネージャーシステムが採用される予定とのこと。

具体的なスペックまでは明らかになっていませんが、システム総出力だけでも600hp以上は発揮すると予想されます。

内装は非常にシンプルで、イタリアメーカーらしいタイトなレイアウト。

100%このレイアウトにて登場する可能性は低いですが、インストルメントクラスターはフルデジタル液晶になることは間違いなく、ダッシュボード上部にフローティングタイプの大型ナビゲーションディスプレイが搭載されることになるでしょうね。

最後に気になるデビュー時期ですが、まずは2021年内に内外装デザインが明らかになる予定で、発売時期は2022年に入ると予想されています。

なおオープントップの新型グランカブリオ(GranCabrio)は、グラントゥーリズモの発表後に遅れて登場すると思われますが、オープントップ以外は特に大きな変化は無いものと考えられます。

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