世界に一台しか存在しないMSO&ワンオフ仕様のマクラーレン・セナが競売に登場!オプション費用は約2,900万円ながらも、予想落札価格は期待できず?

オークションに出品したは良いものの、まずは希望額の通り落札されるかも気になるところ

マクラーレンが世界限定500台のみ販売した、アルティメットシリーズ&ノンハイブリッドモデルのセナ(McLaren Senna)ですが、今回かなり特殊なボディカラーを持つフルオーダーメイド(MSO)仕様の個体がオークションに出品されていることが明らかとなりました。

アメリカ・ペンシルバニア州でのオークションBring A Trailerにて出品されている今回のマクラーレン・セナですが、元々同州のフィラデルフィアのオーナーに納車された一台で、オプション総額は約2,900万円、そして今回のオークション出品後の入札価格は約1.3億円にも上るとのこと。


セナGTRのボディカラーをモチーフにしたかなり特別な一台

こちらが今回出品されている、世界に一台しか存在しないMSO仕立て&ワンオフ仕様のマクラーレン・セナ。

ボディカラーは、バートンブルーのアクセントにサテンブルーのカーボンファイバパネルが使用された特注仕様で、更にはセナGTRからインスパイアされたリキッドシルバーのボディカラーをモチーフにしているところも注目ポイント。

サイドビューはこんな感じ。

足もとにはサテンローメタルにて仕上げられた、フロント19インチ×8j(245/35R19インチタイヤ)/リヤ20インチ×10j(315/30R20インチタイヤ)の前後異径となる鍛造アルミホイールを装着し(タイヤはピレリ製P Zero TrofeoR)、センターキャップはボディカラーに使用されるバートンブルーのアクセント付き。

足回りについては、390mmのカーボンセラミックローターに固定された6ピストン/4ピストンのアルミニウムモノブロックキャリパーを採用し、キャリパーカラーもバートンブルーにて統一しています。

マフラーはアメリカ仕様なので2本出し、ところで国によって3本出しと分けている理由は?

リヤビューもかなり過激な1ピース構造のリヤディフューザー、トップルーフまでの高さに上る巨大リヤウィング、そしてアメリカ仕様を意味する2本出しエキゾーストパイプをインストールするなど、全てにおいてとにかく派手。

ちなみにセナのマフラーが3本出しと2本出しに分けられる理由としては、自動車型式認証制度に適合するため。

エキゾーストサウンドの騒音を制限する規制がより一層厳しくなっているなかで、ノンハイブリッドモデルのセナの3本出しモデルには、サイレンサーを設けることでエンジン始動時や低速域・低速走行時には3本目のテールパイプを活用することにより、ノイズを許容レベルまで低減しサウンドを分散させることが可能。

そして高速走行時には、バッフル及びエキゾーストが上2本のパイプを通って送られ、下部のパイプが完全に閉鎖されるとのことから、こうした3本出しモデルはEU仕様と呼ばれているみたいですね(日本仕様も3本出し)。

一方で、アメリカ等にて納車されている2本出しエキゾーストパイプに関しては、3本出しに比べてどの程度デシベル値が異なるのかは不明ながらも、「非EU仕様」と謳われるだけあってバルブコントロールも無し。

低速域であろうと高速域であろうとノイズコントロールは行われず、爆音全開で走行が可能となっています。

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