リマックが新型ネヴェーラ(Nevera)を世界初公開!システム出力1,914馬力で、0-100km/h加速時間は驚異の1秒台、更に326%ものダウンフォース量が向上する専用モードも登場

遂にリマック社が新たな時代を築き上げるエレクトリック・ハイパーカーを発表!

クロアチアの振興メーカーでありながら、その卓越した技術力をポルシェやケーニグセグなどの有名ブランドに技術提供を行うまでに成長したリマック・アウトモビリ(Rimac Automobili)ですが、このメーカーとして2台目となる新世代ピュアEVハイパーカーの量産車が世界初公開されました。

今回リマック社が世界初公開したのは、2018年に公開したコンセプトモデルC_Two(コンセプト・トゥー)の量産仕様で、その名称はネヴェーラ(Nevera)に決定し、”地中海の嵐”にちなんで名づけられています。

量産仕様のデザインは基本的にトーンダウンされず、結果的にプロトタイプモデルに比べて空力効率が+34%も向上しています。


新型ネヴェーラは見た目だけでなくパフォーマンスも驚異的

こちらが今回世界初公開された新型ネヴェーラのエクステリアデザイン。

いかにも近未来的でエクストリームなスタイリングを持つエレクトリックハイパーカーですが、その過激で洗練された見た目の通り、「ロードラッグ」と呼ばれる走行モードを選択するとドラッグ係数が0.30に減少し、更に「ハイダウンフォース」モードを選択すると、ダウンフォース量が従来よりも+326%も向上するという衝撃的なパフォーマンスを発揮。

もちろん、これだけでなくパワートレインとブレーキの冷却効率を大幅に向上させ、低速では+30%、高速走行になると7%に改善されるそうです。

0-100km/hの加速時間は遂に1秒台!

なお新型ネヴェーラのパワートレインとしては、4基の電気モーターを搭載し、システム総出力1,914hp/最大トルク2,360Nmを発揮、直線性のパフォーマンスとしては0-100km/hの加速時間は1.97秒と驚異的で(遂に1秒台!)、おそらく実世界に存在するスーパースポーツモデルではアスパーク・アウル(Owl)同様に世界最速クラス。

更に0-300km/hの加速時間は9.3秒、0-400mの加速時間は8.6秒、最高時速は412km/hと全て常軌を逸した性能を発揮するネヴェーラですが、内燃機関では実現できないような圧倒的なトルクにより、ここまでのパフォーマンスを提供できるのだと考えられます。

航続可能距離やバッテリー充電は今後の大きな課題

そして今後の課題となるであろう航続可能距離についてですが、4基の電気モーターや120kWhの大型バッテリーを搭載しながらも、WLTPサイクルモードは550kmとそこまで多くないという印象。

今後間違いなく航続可能距離や、バッテリーの充電時間、更には気軽にバッテリーを新品へと交換できる環境などが構築されることになると思いますが、その実用性を一旦犠牲にしつつも、圧倒的な加速性能を実現してきたのが新型ネヴェーラになります。

ちなみにバッテリー充電については、500kWの高速充電にも対応していて、僅か22分にて最大80%まで充電を可能にしています。

新型ネヴェーラの内装や競合モデル、販売台数、価格などは、以下の次のページにてチェック!