ポルシェが新型カイエン・ターボGTを世界初公開!ランボルギーニ・ウルスに近い631馬力、0-100km/h加速時間は3.1秒、価格は約1,999万円から!

ランボルギーニ・ウルスの廉価版といえど、そのパフォーマンスと価格の満足度はかなり高そうだ

ポルシェのミドルサイズSUVとしてラインナップされているカイエン(Porsche New Cayenne)をベースに、ハイパフォーマンストップグレードのターボGTが発表されました。

このモデルは、2022年初め頃にアメリカ市場から順次発売されるとのことで、後々日本市場でも販売されるとのことですが、そのパフォーマンスはランボルギーニ・ウルス(Lamborghini Urus)に近いレベルでありながらも、車両本体価格は2,000万円以下からのスタートと、コストパフォーマンスでもかなり頑張った一台となっています。

早速発表されたばかりとなる新型カイエン・ターボGTの内外装デザインやスペックをチェックしていきましょう。


実はニュルブルクリンクサーキットにてSUV市販車最速を更新したばかり

こちらが今回デビューしたばかりの新型カイエン・ターボGT(Porsche New Cayenne Turbo GT)。

ボディスタイルとしては、カイエンクーペに似た性質を持ち、且つそのパフォーマンスと走行性能の高さは、2021年6月中旬に公式プレスリリースされた「ニュルブルクリンクサーキットでのSUV市販車最速記録となる7分38.925秒を記録」した通り。

つまり、これまでトップを守り続けてきたアウディQ8の7分42.253秒を4秒以上速くクリアしたことになり、新型カイエン・ターボGTが世界で最も速いSUVということになります。

「ターボGT」という名称は聞いたことが無い

加えてその名称にもある通り、「ターボGT」という名称は今まで聞いたこがなく、「ターボ」「ターボS」「カレラGT」「GT3(RS)」など、「ターボ」と「GT」は全く別の特性を持つ名称でした。

今回デビューしたターボGTは、カイエンで初めて採用されたトップパフォーマンスグレードだと思われ、これまでのポルシェには無い新たな試み・挑戦を示すものだと考えられますし、そのスペックの高さもカイエンシリーズとしては最強クラス。

エンジンも一部再設計を施すことでカイエン史上最強のパワーに

実際にそのスペックをチェックしていくと、パワートレインは排気量4.0L V型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力631hp/最大トルク849Nmを発揮。

これは従来型のカイエン・ターボ・クーペのエンジンに比べると、クランクシャフトやピストン、コネクティングロッド、タイミングチェーンが再設計されているとのことで、おまけに軽量化にも貢献。

トランスミッションは、シフトをよりスムーズで速くするために改良された8速ATが搭載され、ポルシェ・トラクション・マネジメントシステム用の水冷トランスファーケースも準備。

これにより、直線性のパフォーマンスとしては0-100km/hの加速時間が3.1秒とSUVではずば抜けた加速性能を持ち、0-400mの加速時間は11.6秒、最高時速は299km/hにまで到達します。

スペックだけを見てしまうと、同じエンジンやプラットフォームを持つランボルギーニ・ウルス(Lamborghini Urus)の方が上になりますが、トータルパフォーマンスやニュルブルクリンクサーキットでのラップタイムはカイエン・ターボGTの方が上ということになります。

新型カイエン・ターボGTの充実した装備内容やインテリアは、以下の次のページにてチェック!