【さようなら】ランボルギーニ最後のアヴェンタドールシリーズとなる”ULTIMAE(ウルティマエ?)”が世界初公開!同車史上最強スペックの780馬力を発揮
ちょっと失礼かもしれないが、最後のアヴェンタドールにしては寄せ集め感が凄い…良く言えば集大成
2021年7月7日の七夕の日、ランボルギーニは最後のアヴェンタドールシリーズとなる新型アヴェンタドール・ウルティマエ?(Lamborghini Aventador Ultimae)を世界初公開しました。
「Ultimae」とは、英語で「究極」という意味も持ちますが、ランボルギーニが意図する由来はラテン語で「最後」。
つまり、アヴェンタドールUltimaeが正真正銘「最後のアヴェンタドール」になります。
このモデルを最後に、ランボルギーニの次世代モデルではV型12気筒エンジンをベースとしたハイブリッドシステムや、ピュアEVモデルなどがラインナップされる予定です。
アヴェンタドールUltimaeのエンジンスペックは同車史上最強の780psを発揮
2011年2月に衝撃デビューを果たしたアヴェンタドールLP700-4ですが、今回の最終モデルは「LP780-4」というコードネームを特別に復活。
コードネームは、その名の通り排気量6.5L V型12気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力780ps/8,500rpm、最大トルク720Nm/6,750rpmを発揮。
トランスミッションはもちろん、初期型からずっと引き継がれてきた7速シングルクラッチが搭載され、車体重量も1,550kgとSVJに比べて25kg軽量化されているそうです。
なおフロントマスクを見ていくと、初期型の洗練された顔つきや、エッジの効いたSV、レーシングカーを強調させるSVJとは若干異なり、どちらかというとアヴェンタドールS LP740-4のような顔つきに近く、どこか「これまでのアヴェンタドールシリーズの集大成」のような顔つきにも。
エレガントさとエクストリームさを両立するボディライン
ボディラインも、固定式リヤウィングが装着されていないため、アヴェンタドールS感強めではありますが、ランボルギーニ曰く「アヴェンタドールSのエレガントさ、エクストリームなSVJを組み合わせたスペシャルモデル」と語っていて、クーペタイプだけでなくオープンタイプのロードスターにも、そのデザイン言語を盛り込んでいるそうです。
ただその一方で、格納式となるアクティブウィングを装着することにより、クローズド/最大パフォーマンス/最大ハンドリングを備える3つのポジション設定が可能だそうで、このあたりはランボルギーニの技術の集大成ともいえそうです。
サイドビューはこんな感じ。
シルバーとホワイトの中間的な色合いに対し、下回りのエアロパーツはブラックにまとめることでSVJ63風を演出。
そして足元のY字スポーク鍛造アルミホイールは、アヴェンタドールSVJをモチーフにしたセンターロック式が採用されています。
アヴェンタドールのこれまでのデザインを全て盛り込んだリヤビュー
リヤビューはこんな感じ。
リヤエンジンフードは透明なパネルを採用し、リヤマフラーはSVJ同様のセンターに寄せたデュアルエキゾーストパイプをインストール(まさに初期型から最新までのデザインを詰め合わせたデザイン)。
そしてリヤディフューザーも深さがあってかなりアグレッシブにまとめられています。
なおこれらのパフォーマンスパーツを採用することにより、直線性のパフォーマンスとしては、0-100km/hの加速時間が2.8秒、0-200km/hの加速時間が8.7秒、そして最高時速は355km/hに到達しますが、これらは全てクーペの場合。
ロードスターは、複雑な形状を持つルーフトップを採用するため、若干遅くなることが予想されますが、具体的な数値は明らかになっていません。
ランボルギーニは、18色以上のスタンダードボディカラーをラインナップする一方で、ユーザーの好みにマッチしたアド・ペルソナムカスタムプログラムにより、300色以上を準備しています。
オープントップのロードスターも同時発表!
そしてこちらが、オープントップのロードスターモデル。
トップルーフは手動脱着式のハードトップを採用し、ルーフ素材はカーボンファイバを採用しています。
足もとには、フロント20インチ/リヤ21インチの前後異径鍛造ホイールを装着していますが、ホイールカラーもUltimae専用カラーを準備し、更にブレーキキャリパーカラーも充実しているとのこと。
気になる販売台数についてですが、世界限定600台のみ(クーペ350台/ロードスター250台)の販売となります。
インテリアは特に大きな変更も無く、左右のウィンカーレバーもかなり操作しづらい位置に設けられています。
最後に、このアヴェンタドールUltimaeの公式デビューは、2021年7月8日より開催されるグッドウッドフェスティバル・オブ・スピード2021で、これをもってアヴェンタドールシリーズは正式に終了となります。
ちなみに、世界限定112台のみとなるカウンタックオマージュも残っているランボルギーニですが、こちらの発表時期はまだ正式に明らかになっていません。
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Reference:Lamborghini